真夜中に大騒ぎ

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最近外出が増えている姫は、昨日も妻と一緒に、
日中「お産の学校」へ行って、昼過ぎに帰ってきました。
そうしたことが影響しているのかどうか、昨夜の遅く、
姫は泣き出したまま、おしめを替えてもおっぱいを飲んでも、
しばらく静かになっても、また泣き出して止まりません。
最初は単なる夜泣きと思い、やがて眠ると思っていましたが、
そのうちにぱっちり目を開けて、しゃべり始めました。

どうやら目が覚めて、眠れなくなってしまったようで、
無理に寝させようとして、おっぱいをやっても、
だんだんジッとしていられなくなって、動き出すのです。
妻は夜遅くに、白菜の漬け物を仕込んでいたので、
寝入りばなを起こされ、次第に機嫌が悪くなってきます。
これはもう仕方がないので、僕が姫をあやして、
なんとか寝かせようとしましたが、まったく無駄でした。

まるで姫の体内時計が、狂ってしまったかのように、
ぱっちりと目を見開いて、日中のように活動を始めたのです。
ぼくはもう寝かせることをあきらめて、隣の部屋の灯りをつけ、
ストーブもつけて、いったん起きることにしました。
時計を見ると、真夜中の12時を過ぎたあたりでしたが、
姫の様子を見ると、とてもそんな時間とは思えません。
寒くないようにタイツもはかせて、2時間近く起きていました。

考えてみれば僕も妻も、時々眠れないことがあって、
真夜中に起きて何かすることは、あることなのですから、
姫が眠れなくなることだって、あって不思議はないのでしょう。
なにせまだ日本語が通じませんから、どこの星の言葉か、
ぺらぺらしゃべられても、会話も成り立ちませんので、
お互いに自分勝手にしゃべり、抱き合っているだけなのです。
妻は眠って、僕と姫の二人だけのむつまじい時間でした。

やがて眠くなったのか、むずがり出しましたから、
しばらく抱っこしてあやしていたら、ようやく眠りました。
すでにたくさんおっぱいを飲んでいましたから、そのまんま、
寝床へ運んで布団に寝かせようとすると、センサーでも働くのか、
手を離そうとする瞬間に泣き出すので、手が離せません。
それでも辛抱強く繰り返すと、何回目かでうまく手放せました。
手放してしまえばすやすやと、気持ちよさげに熟睡です。

僕はあらためて部屋を片付け、ストーブを消して電気を消して、
いつも通りに寝る準備をして、寝床に潜り込みました。
先日ひいた風邪がまだ治りきらないので、やや頭が痛いけど、
さほど辛いこともなく、姫が眠ったことですっかり安心しました。
姫は今のところ、医者に掛かるほどの病気はしていないので、
このまま元気に育ってくれれば、それが何よりありがたい。
真夜中のドタバタも、羽目を外したパーティのようなものでしょう。