南砺市子ども・子育て会議

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政府の新しい「子ども・子育て支援」制度を受けて、
南砺市でも、今後の新しい制度をどのように推進するか、
アンケート(ニーズ)調査に合わせて、支援会議が発足しました。
委員は20人で、そのうち僕を含めた4人が公募委員ですが、
僕以外の3人は女性で、委員全体でも女性の方がわずかに多い。
さらに男性委員が2人欠席で、女性中心の会議でした。

進行役は市の女性室長で、委員会の会長も副会長も女性となり、
行政の会議としては、珍しく女性中心の会議でしたが、
僕は高岡における活動で慣れていたので、違和感はありません。
進行はスムーズで、これから行われる予定のアンケートについて、
その内容や日程を協議して、次々に了解を得ていきました。
アンケートの集計と精査からが、大変な作業になるのでしょう。

新しく設けられた関連法は、「子ども・子育て支援法」
認定こども園法の一部改正法」そしてもう一つ、名前が長いのですが、
「子ども・子育て支援法及び認定こども園法の一部改正法の施行に伴う
関連法律の整備に関する法律」と3つあります。
要は“認定こども園”を中心に、地域の子ども・子育て環境を整備して、
総ての子どもに、質の高い幼児期の教育・保育を提供しようと言うものです。

僕は姫が生まれたことによって、その真っ只中にいますから、
先日事前に送られてきたアンケートを、妻にチェックしてもらいました。
そこでわかったのは、ニーズを調査するアンケートにもかかわらず、
アンケートにいくら答えても、出てこないニーズがあるのです。
例えば最近は自然分娩や、自宅出産を希望する人が増えてきており、
若い女性が読む雑誌などにも、よく取り上げられています。

あるいは出産後の育児でも、母乳育児の良さが言われていますから、
子育てのお母さんたちは、できれば母乳育児をしたい人が増えています。
ところが母乳育児をすると、外で働くことは難しくなりますし、
1年から1年半は、子どもにべったりで家にいなくてはなりません。
こうしたお母さんを初め、自然分娩のことや自宅出産のこと、
母乳育児と食事の関係など、教わるところも無いのが現状でしょう。

すでに用意されていたアンケートは、そうした視点が欠けており、
何とも残念な気がしましたが、それはとりあえず意見として申し上げ、
協議事項には賛成して、今回の会議はスムーズに終わりました。
今のところは、公共の場でそうしたことは協議しずらいのか、
どちらかと言えば私的な集まり、“お産の学校”などで話し合い、
ある程度気運が盛り上がれば、公共のテーマになるのかもしれません。