姫はご機嫌!

イメージ 1
 
小さな子どもは、乗り物が好きです。
まだ充分に歩けないうちから、散歩が好きで、
ベビーカーに乗せて、歩き回るのも好きですし、
チャイルドシートに乗せて、外出するのも、
基本的には、大好きなように見えます。
好奇心を、満たしてくれるからでしょうか。

我が家の姫も、むずがる時には外へ出て、
抱っこして散歩すれば、ご機嫌はなおります。
ずっと抱っこでは、僕の方が疲れてしまうので、
遠くへ行く時はベビーカーで、さらに遠くは、
小さな愛車に、チャイルドシートをセットして、
たいていは妻と3人で、出掛けることになります。

車が止まると嫌がるので、なるべく走って、
長時間止まる時は、姫も一緒に車を降ります。
おかげで大抵の場所は、行けるようになりました。
だけど人混みはきらいなので、買い物とかは、
近所の小さなスーパー以外は、姫を置いて、
僕が1人で、3人の分を買い出しに行きます。

車がなければ、自然環境の破壊だって、
これほど広がらなかった?かも知れませんが、
技術の進化とマナーで、破壊が治まりつつある、
歴史を振り返ると、過去の“未熟”が思われます。
その時代時代の努力は、あったのでしょうが、
未熟によって失われたものは、あまりにも大きい。

どうして人は、技術が熟すのを待てずに、
未熟な技術に先を争って、環境を破壊するのか?
それは技術やマナーの問題以前に、ある種の哲学的な、
人間とは何か?、技術とは何か?と言うような、
基本的な理解が、疎かになっている気がするのです。
僕らはどこへ行こうとしているのか、考えたい。

合理化の時代にあっては、合理化を疑い、
軍事化の時代にあっては、軍事化を疑って、
自分は人生に何を望んでいるのか、考えたい。
自ら考えることによって、自分の世界観を持てば、
周囲に流されて自らを失うことなく、生きていける。
そんなことも、子ども好奇心を見て思うのです。