雨は降らない

イメージ 1
 
この写真は、今朝頼成の田畑に向かう途中で、
庄川を渡る橋の上から、朝日の昇る前を撮ったものです。
東山の端には、いくらか雲は見えているものの、
この雲も2時間ほどで消えてしまい、快晴になりました。
5月からずっと、雨らしい雨が降っていないので、
田んぼはともかく、畑の作物が心配な状況です。

ヨーロッパでは、大洪水のニュースも聞かれるし、
この日本でも、台風による大雨の情報もあったはずなのに、
その傘マークはもう消えて、相変わらず晴れています。
田んぼの田植えにかまけている間に、畑の作物は、
次第に弱って、しおれてきているものもあるのですが、
週間天気予報を見ても、近日に雨のマークはありません。

今年の水不足は深刻で、実は田んぼの苗なんかも、
なるべく人工的な水遣りは、したくなかったのですが、
そうは言っていられない、水不足が続いていました。
その所為かどうか、はっきりとした原因はわかりませんが、
古代米の多くは、発芽率が例年よりも悪くて、
予定していた苗の、半分数にも満ちませんでした。

台風の影響で降るはずだった雨も、まったく降らないで、
ただ南からの風だけが、熱風となって吹き込みました。
おかげで気温はどんどん上がり、午後は猛烈な暑さとなって、
農作業の仕事なんか、とても午後には出来ません。
僕はもともと、午後には仕事をしないスケジュールですが、
用事があって富山まで行ったので、ウンザリする暑さでした。

このまま雨が降らなければ、今年の作物が心配で、
あらためて、米作りの田んぼの水路に感謝です。
この水路を整備する前は、水争いが毎年のようにあって、
今年のように雨の降らない年は、文字通り血の雨が、
各地で降り注いだのではないか、と思うのです。
こうした先人の努力には、ただ頭の下がる思いです。