ベィビー・バスケット

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4月中で忙しいのは一段落、と思っていたら大間違いでした。
遠方から友が来て、氷見の番屋街を見に行ったり、
浜で買った白海老ホタルイカ、ブリを肴に飲んだり、
祭りの子ども神輿で神饌番を努めたりと、大忙しだったのです。
おかげで体のあちこちが痛いし、疲労感が回復しないまま、
今日は妻の実家で、お祭りがあるので見に行きます。

疲れたなあと思った時は、以前なら温泉にでも行って、
美味しいものを食べて、映画でも見て休んでいたものですが、
今は姫がいるので、そんなに自由には出来ません。
妻の方がもっと大変で、自由に外出できないばかりか、
やりたいことも出来ないので、図書館で借りた本を中心に、
食べたい料理をノートに書き写して、暇があれば挑戦しています。

おかげで以前には食べられなかった、様々な料理を味わい、
パンなども、かなりバリエーションに富んだものを食べています。
これで姫の機嫌のいい時は、家族3人はハッピイを絵に描いたようで、
こんな幸せが、いつまでも続くことを願わずにはいられません。
だけど時は止まることなく、先へ向かって進んで行くので、
日々の暮らしは、ただ味わうしかないと思い切って暮らします。

最近はすっかり“おまる生活”が、身に付いてきた姫ですが、
まだ言葉を話すわけではないので、コミュニケーションが難しい。
姫が泣いたりぐずったりして、教えてくれることには、
「おしっこ」「おっぱい」「ねむたい」「ふきげん」「あまえたい」
などがあるのですが、ここに「おまる」が入ってややこしい。
すでにおしっこをしておむつを替えるのか、おまるが必要なのかが、
まだ僕にはわからなくて、せっかく教えてもらっても間違えます。

姫が「おまる」を求めている時に、おしめを替えようとすると、
違うよ!って泣くので、すぐに気付かないと姫は漏らしてしまう。
そのときにタイミングが悪いと、おしめでもおまるでもないところに、
おしっこをまき散らして、大暴れすることになるのです。
せっかく教えてくれるのに、わからない僕が悪いのですが・・・
その点は妻の方がおおようで、姫と二人で何やら会話しながら、
わめいたり泣いたりしていても、最終的には仲良く落ちついている。

僕はつい正解を求めてしまって、一旦間違えると自分を見失い、
どうしたらいいのかわからなくなって、妻に応援を求めます。
たぶん妻も、どうしたらいいかわからない時は僕がいれば交代して、
姫にとっての環境を変えることで、落ちつかせることが出来ます。
一人ではどうしても、環境を変えることが難しい気がするのですが、
夫が無理なら他の家族で、一緒に子育てしてくれる人がほしいですね。

いつも姫を入れている、お気に入りのベビーバスケットは、
僕が欲しがっているのを知った妻の母が、セカンドハウスで見つけ、
持ってきてくれたものですが、とても重宝しています。
本当は農作業などに持っていって、カゴに入れて仕事をしよう!
と思っていたのですが、現代のものはみんなかわいいので、
農作業用よりは、家の中での普段使いになってしまいました。

子育てをしていると、自由に出来ないことが当たり前で、
その不自由さも、こうして姫の顔を見ているだけで何でもなくなり、
ちょっと笑顔を見ようものなら、忙しさも筋肉痛も忘れます。
この貴重な幸せの時間を、味わうことが出来る幸せを、
毎日感謝しながら暮らすことが、今の僕にとって、
もっとも大切で、価値あることだと思うのです。