今年は5畝

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イソップ流、苗床の様子
 
今日ようやく、苗床の種下ろしを終えました。
今年は新旧2箇所、合わせて5畝近い田んぼを、
全て手作業で、苗作りから収穫までまかないます。
その半分の面積で、7種類の古代米を育て、
残りの半分で、イセヒカリや大正餅など、
自分たちが食べる米を、作ることになります。

これだけでは、一年間に食べる分量には足りないし、
今年からは妻もいるので、半分しか賄えません。
だからと言って、全部自給しようと思えば、
古代米を作れなくなるし、他のことができなくなる。
米作りを手作業だけでやるのは、結構な手間で、
農家の人が機械に頼るのは、仕方のないことでしょう。

自然農によって、僕が作る苗床の仕組みは、
田んぼの中に、必要な面積をはつって、
そこに種をおろし、草のない覆土を被せて作ります。
覆土の上には、近くで刈ってきた草を乗せて、
さらにその上に、ワラを敷いて保温効果を高め、
カンレイシャでカバーをして出来上がりです。

コツコツと農作業をして、自分の食べる分をまかない、
現金収入は別の方法で、必要な分を稼いで生きる。
これだけで済ませる豊かさが、日本にはあるのですが、
お金のある人たちは、もっとお金が欲しいようで、
資産を溜め込んで、それが豊かさと思い込んでいます。
幸せとか豊かさとかを、価値感次第なんですけどね。

今日は朝6時に生きて、洗濯や食事を済ませ、
8時には家を出て、それから夕方5時まで農作業です。
途中で妻が作ってくれた、お弁当を食べた以外は、
ほとんど休憩もしないで、苗床作りをしたのですが、
やっている時は夢中なので、疲れもあまり感じません。
だけど帰宅した時点で、どっと疲れがでるのです。

気候も暑くなく寒くなく、ちょうど気持ちのよい日で、
汗をかくこともないまま、気持ちよく作業ができました。
おかしな話ですが、姫が生まれて忙しくなって、
だけど以前よりも、疲れなくなった気がしています。
妻がせっせと作ってくれる、食事のせいもあって、
疲れてはいても、元気に暮らせているのでしょうか。