人生を俯瞰すれば

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人生設計と聞けば、お金のことを思い浮かべて、
生命保険会社が言うような、ライフプランを考える。
そんな人が多いのではないか、と思いますが、
人生は必ずしも、お金で成り立ってはいません。

例えば上の図は、あるお役所のホームページにあった、
「人生80年時代の生活設計」ですが、見事に簡単で、
(1) 子どもの教育・結婚(教育費・結婚資金)
(2) 住宅取得(ローン)
(3) 老後生活資金準備
(3) 老後生活
(4) 生活保障(死亡・医療・介護)となっていますが、
僕の人生は、まったく違ったものだと言えます。

僕は人生を、12年単位で考えていますので、
00~12歳=子ども生活
13~24歳=学生生活(自分で学ぶ時期です)
25~36歳=旅の暮らし(人生を考えました)
27~48歳=会社員生活(お金中心の暮らし)
49~60歳=社会的貢献(社会を考えました)
61~72歳=家族生活(新たな家族を育てます)
73~84歳=余生

そうすると、上のライフプランとは合わないし、
結婚資金も住宅ローンも、考えたこともありません。
それでも60年生きてきて、今はとても幸せだし、
今後に対する不安よりは、感謝の気持ちの方が多いです。
この感謝の気持ちによって、子どもを持とうと思い、
今は子育てしながら、幸せな日々を暮らしている。

振り返ってみれば、たしかに会社員時代には、
潤沢にお金があって、リゾート地を旅行していました。
自分の人生に、そんな時代があったことだって、
もちろん感謝していますが、それ以上に大きいのが、
20代に何にも縛られず、旅を続けられたことでしょう。
日本や世界の、どちらかと言えばへんぴな場所で、
人間の生き様を見て、人生を納得したのです。

納得して就職して働いて、お金を稼いでみて、
旅の時代には出来なかったことを、やりたくなった。
そして会社を辞めて、今の生活が始まったのです。
それから後のことは、このブログにも書いてある通り、
やっぱりお金は二の次で、一番大切なのは、
何をやりたいのか?ってことだと、はっきりわかる。

今は毎日、自分の未熟さを謝罪しながら、
命を授かって、生きていることに感謝して、
自分と関わりのある、全ての命を慈しむ、
愛こそは全てと、本当に思って暮らしている、
これが僕の、人生俯瞰図の全てなのです。