アフリカ帰り

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自然農仲間の中西くんが、アフリカに行って帰ってきたので、
えんかふぇに招いて、旅の話を聞かせていただきました。
今回は一人ではなく、小学生の息子と親子で旅をしてきたようです。
一人で旅をする気楽さとは、違うものがあったでしょうが、
それでもアフリカのマリだけで、2ヶ月間の滞在は魅力的です。
どんな場所であっても、地元の様子がわかるには、
最低でも2週間は必要でしょうし、出来れば1ヶ月は滞在したい。

息子と二人で行った旅は、単なる観光ではなくて、
ジャンベという太鼓から始まった、アフリカ打楽器の勉強で、
教えてもらう先生の元へ行っての、2ヶ月間の滞在だったとか。
とは言え、最近のマリ共和国は政情が不安定のようで、
都市部へ通じる国道などは、戦車が走っていたりしたそうです。
自動車も生産していない国で、走っている戦車というのは、
またどこかの軍需国家が、何かと引き替えに売りつけたのでしょう。

写真やビデオを見ながら、話をしてもらいましたが、
村では基本的には米やトウモロコシの、農産物を作っており、
土を固めて作った建物に、農作物を保管して暮らしているようです。
砂漠とサバンナの境目にあって、乾季と雨季がありますから、
水は井戸水が比較的豊富で、米は水稲を作って主食にしており、
昔の日本の農村と、よく似た食生活だったと言います。
明治時代の日本を想像すれば、比較的当たっていそうです。

彼は大学を卒業後に、携帯電話の会社で研究員だったようですが、
6年ほど前には、自分の生活に疑問を持って会社を辞めてアフリカへ、
そこで出会った風景や打楽器の音に、心の平安を得たのだとか。
それから日本へ戻って、自然農を始めてから僕らとも知り合って、
今では家庭を築き、自然農を営む農家として暮らしています。
久しぶりのアフリカで、日本の時間のペースとは違ったでしょうが、
自然に即して営む農作業なら、日本もアフリカも同じです。

僕は20代の頃こそ、世界のあちこちへ旅をしていましたが、
今は取りたてて行きたい所と言えば、沖縄の島々ばかりで、
わざわざパスポートを持って、海外へ行きたいとは思われません。
今年も夏に石垣島へ行きたいけど、姫がいるのでどのように行くか、
飛行機に乗るまでの交通の便が悪いので、考えているところです。
今年は十分に農作業も出来ないでしょうから、夏の終わり頃に、
1ヶ月ほど沖縄へ行くのもいいかなあ・・と思っていますが。