アベノ独裁

イメージ 1
 
またおかしな事が起きています。
選挙では、「TPP参加を許さない!」と、
ポスターまで作っていた、自民党だったのに、
安倍首相の一任で、いつのまにか参加を決める。
その安倍首相は、交渉には秘密ばかりで、
戦後のレジュームを、新しい秘密のレジュームに、
塗り替える作業を、始めてしまったようです。

そんな政府の、秘密裏の交渉の進め方を、
前原さんが暴いてしまったら、今度は一転して、
交渉事を明かすのは、信義に反するのだそうです。
前原さんは、国益を損なうと判断したから、
交渉の内容を暴いた、と言っているのですから、
TPP参加が、国益に反しないことを説明してほしい。
だけど漏れ聞く情報によれば、このTPPとは、
アメリカを中心に、先進交渉国の利益を優先して、
後発の国は、まったく異論を唱える権利がないのです。

ネットで次々に入ってくる、情報を見ていると、
この条約の一番大きな特徴は、あらゆる参加国にとって、
国民一般の利益よりも、投資家と政府が利益を得る、
多国籍な独裁の様相が、見えてきていることでしょう。
特に投資家の利益優先は、目に余るものがあり、
日本の場合は、医療制度や保険制度など、
国民一般が長年にわたって、築きあげてきた、
貴重な社会的信頼関係や慣習を、損なうものです。

日本で最も議論されている、農産物に関しても、
一度関税をゆるめれば、二度と元に戻せないなど、
国の自由な決めごとが出来なくなり、条約に縛られる。
この段階では、国民の利益を守ろうとしても、
アメリカを中心とした裁定によって、否定されれば、
国の主権さえ、大きく制限されてしまうのです。
そしていくらかの譲歩を引き出して、国益に叶った!と、
自慢げに言いふらす首相と、グルのマスコミだけが、
大本営の戦果の如く、自慢げに言いふらすのです。

もはやここでは、単に安倍政権が独裁なのではなく、
アベノ独裁を利用した、アメリカ資本によって、
隠れていた巨大資本の魔の手が、一気に押し寄せる。
このTPP交渉は、恐るべき伏兵を備えたテーブルで、
僕らは何も知らされることなく、アベノ独裁で、
国の未来を資本家の手に渡す、恐るべき試みです。
TPP参加に反対して、当選した自民党議員が、
アベノ独裁で、この国を資本家に売り渡すのです。