松本は晴れでした

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今月に入ってから、雨の日が多くて、
せっかく収穫した農作物が、思うように乾きません。
作業部屋のある農家なら、屋内でもできることが、
僕のように町屋では、それも思うようにはできないので、
どうしても作業が、遅れ遅れになってしまうのです。

今のところ、豆類はなんとか保存を済ませましたが、
できれば晴れた日に外に広げて、しっかり乾燥させておきたい。
米類は脱穀とトウミまでは、なんとか済ませてありますが、
未だに籾摺りができないで、晴れる日を待っています。
最終的には家の中でも、できないことはないのですけどね。

サツマイモは、土が乾いた日に収穫したいと思いながら、
たまに晴れても、土が乾くまでにはならないのが困ります。
雑穀類も収穫できずに、そのまま雨に倒れたものもあるようです。
本格的に農作業をするなら、農家のようなスペースが、
やっぱりどうしても、必要になるのでしょう。

こんな雨ばかりの毎日ですが、先日松本へ行った日は、
雨上がりにほどよく晴れて、気持ちの良い一日になりました。
朝の内にわさび農園を見たあと、松本城へ行ってみたのですが、
青空の中に浮かび上がる天守閣は、威風堂々としたもので、
遠くに白い冠を戴いた山を従え、気持ちよく佇んでいました。

関ヶ原の合戦よりも、10年早く築城されていた松本城は、
いわゆる戦国時代に、戦のために築かれた貴重な城なのだそうで、
天守閣へ昇ると、戦いのための工夫がたくさん見られました。
四方の窓から城下を見れば、北の方角だけに山丘陵が続いていて、
残る三方は、武家屋敷や町民の家が並んでいたと思われる。

ほぼ全方向に山が見える、典型的な盆地の地形には、
こうした城によって、城下の全体に目が届いたでしょう。
さらにこの地は、近代戦争の戦火にもまみれなかったので、
こうした古い城がそのまま残って、貴重な遺産となっています。
また城下町にも、古い店などがそのまま使われて風情がある。

お城を見たあとは、なわて通りや中町通りを見て歩き、
彼女が欲しいと言っていた、藁で作った箒をみてみましたが、
安いもので5千円、気に入ったものは9千円を超えました。
気に入らないものを買うのもイヤだし、9千円は高すぎるので、
残念ながら今回は、買わずに帰ることになりました。

帰りは白骨温泉から安房峠を越えて、平湯温泉に立ち寄り、
温泉に浸かってゆっくるする内に、もうあたりは真っ暗でした。
そこから我が家までは、ノンストップで2時間と少々、
何も見ることなく、休憩もしないで車を走り続けたのですが、
家に帰るとさすがに疲れて、日本酒を一杯飲んで就眠しました。