クール・ジャパン

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NHKが仕掛けた“クール・ジャパン”が注目されて、
経済産業省も世界各地で、新しい日本の戦略に使っています。
その成果は今一のように思いますが、そもそもクール・ジャパンって、
いったいどんなことを指して言うのか、わかるようで分かりません。
今までNHKが取り上げてきた、クール・ジャパンはと言うと、

里山、携帯ゲーム、町工場、すし、秋葉原、漫画、道の駅、
日本車、渋谷、引っ越し、風呂場、流行、カレーライス、下町情緒、
年齢、きれい好き、平泉、絵、ラーメン、数字、果物、たたむ、水族館、
お得、新幹線、朝ご飯、水、匂い、玩具、商店街、テレビ、キッチン用品、
礼儀、お弁当、髪、和菓子、化粧、洋食、お土産、パン、恋人、音楽・・・

とあらゆるジャンルに広がっていますが、象徴的なものとしては、
やはり漫画、アニメ、音楽、ファッション、ゲームと言った世界でしょう。
漫画アニメの世界では、ドラゴンボールnarutoドラえもんが抜きん出て、
音楽の分野では、きゃりーぱみゅぱみゅラルクアンシエルなどが、
アジアやヨーロッパを中心に、世界中で脚光を浴びているようです。

この人気にあやかって、これを世界戦略にしようとした経済産業省は、
今年度クールジャパン戦略推進事業として、15の事業を発表しています。
それらは中国からベトナム、インド、タイ、シンガポールインドネシア
サウジアラビア、フランスと、世界中に広がる事業展開を目論んでおり、
パルコ、楽天ぐるなび、森ビル、トヨタ、加賀屋などが受けています。

しかしもともとクール・ジャパンは、大企業的ではないので、
これらの経済産業省お墨付きの事業は、それなりに売れてはいても、
大ヒットしているのは、もう少し規模の小さい小回りの利くものです。
たぶんその方が新鮮で、強力に個性を全面に出せるからでしょうか。
ラルクアンシエルのボーカルなど、海外公演の方が魅力的に見えたりします。

それにしても日本人は、いつも決まって国内では新しいものが認められず、
海外で認められて初めて日の目を見るものが、たくさんあるように思います。
あるいは日本ではマイナーな、一部のファンにしか受けないものが、
海外ではもっと自由に受け入れられて、日本の代名詞になるのかも知れません。
いずれにしても日本的とは、日本人にだけわからないのかも知れませんね!