“行きたくなる町・南砺”

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南砺市商工会の主催で、
「クリエイターが発見&デザインする
    “行きたくなる町・南砺”」
という講演会がありました。

講演されたのが、写真家の広川泰士さんと、
ブータンに詳しいフリーライターの田中敏恵さん。
このお二人は、南砺市のビジュアルブックを制作中、
と言うこともあり、興味があったので行ってきました。

南砺市で写された写真を、プロジェクターで紹介しながら、
この地域がいかに魅力的であるかを、お話しされて、
その後に会場参加者との、意見交換がありました。

お二人に共通する、南砺市に対する意見は、
余計な開発をするよりも、今あるものの魅力を、
もっと再認識して、大切にした方がいいと言うもの。
これは田中市長のキーワードである“懐かしさ”に通じ、
会場参加者も、同じように大切に思っていることでした。

だけど現状の南砺市は、相変わらず古いものを壊し、
新しいものを作ることで、開発を進めている。
古いものを守るよりも、経済を豊かにすることで、
住民の幸せを作れるかのように、動いています。

日本人がブータンに行くと、懐かしさを感じて、
こんな所に住みたいと思う人も、多いと聞くのですが、
それが日本の原風景で、多くの人に安らぎを与えるなら、
この半世紀のあいだに日本が成したことは、何だったのか?
僕らはこれから、どのようなまちづくりをするのか?

まちづくりの手法として、市民協働をルール化したなら、
次は南砺市の豊かさを認識して、循環型社会を築くことです。
自主独立の生活を実現させた、先人の散居村文化を参考に、
スマートビレッジに生まれ変わる、まずモデル地区を作りたい。

結局は今まで通りの方向性を、再確認したわけですが、
会場に来ていた人の多くは、いつも出会うメンバーでした。
より多くの人のコンセンサスがないと、実現は難しいけど、
これを実現しない限り、南砺市の未来は開けないのです。
 
明るい未来への方向性は、明らかなのですから、
もうそろそろ次の段階へ、具体化を進めたいですね!