清和会V.経世会と、東京地検特捜部

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以前から自民党が一枚岩ではなかったことは、多くの人が知ることですが、
その中でも清和会と経世会の死闘は、歴史を振り返ると恐ろしさが際立ちます。
一般的には、アメリカの好戦的な人脈と繋がりがあると言われる清和会では、
どんな疑惑があろうと検挙されることはなく、長寿を全うしますが、
経世会の人たちは次々に立件逮捕され、失脚引退する人が多いのはなぜか?
一つ一つを見れば、意図的に抹殺された疑惑もあるほどきわどいものですが・・・

まず清和会の生みの親である岸総理誕生からして、CIAとの関わりが取り沙汰され、
当事親中派であった自民党首相、石橋湛山脳梗塞発作後病死によって成り立ちます。
それからは福田赳夫(清和会)のライバルとして登場する、田中角栄の場合も、
東京地検によるロッキード事件で失脚し、その後脳梗塞による病死をしていますし、
同じく福田赳夫のライバルとなった大平正芳首相は、在任中に心筋梗塞で病死します。
さらに清和会のライバルとして成長した経世会の、実力者たちのその後を見ると、
竹下首相、小渕首相、橋本龍太郎元首相などが、次々に病気で倒れているし、
当事小沢一郎と実力を二分した梶山静六は、不審な交通事故後に病死している。

以下、経世会の実力者のその後をまとめてみると
 田中角栄   逮捕 ロッキード事件  (東京地検特捜部)
 竹下登    失脚 リクルート事件  (東京地検特捜部)
 金丸信    失脚逮捕 佐川急便献金 (東京地検特捜部) 
 中村喜四郎  逮捕   ゼネコン汚職 (東京地検特捜部)
 小渕恵三   (不可解な急死)
 鈴木宗男   逮捕 斡旋収賄     (東京地検特捜部)
 橋本龍太郎  議員辞職 日歯連贈賄事件(東京地検特捜部)
 野中広務   議員辞職 日歯連贈賄事件(東京地検特捜部)
 村岡兼造   逮捕   日歯連贈賄事件(東京地検特捜部)
 小沢一郎   西松不正献金事件    (東京地検特捜部)
 二階俊博   西松不正献金事件    (東京地検特捜部)
さらに、直接経世会ではないけど、反米自立を考えていた人では、
松岡利勝農水大臣の不審な自殺や中川昭一財務大臣の不審な突然死。

ここまでくると、単なる偶然とも思えなくなるのは僕ばかりではないでしょう。
しかも一方で清和会のメンバーとなると、同じような疑惑は多数ありながら、
福田赳夫佐藤栄作安倍晋太郎森喜朗三塚博小泉純一郎安倍晋三・・・
誰一人として東京地検特捜部に逮捕されることなく、不審死もないのです。
それほど清和会は清廉潔白で、経世会は汚れていたのでしょうか?
そうでないとすれば、以前からあちこちで噂されているように、
アメリカの好戦的な人脈との繋がりから、抹殺されているのでしょうか?

今頃なぜこんな話を持ち出すかと言えば、膨大な利権が絡む原発事件に対して、
検察組織がなぜまったく動かないのか、疑問に思ったこともあり、
沖縄米軍基地問題を解決しようとした、当事鳩山首相がなぜ出来なかったか、
清和会と経世会の確執を通して見える闇の力を、考えずにはいられないからです。
まるで正義の味方のような顔をした検察が、清和会と一緒になって暗躍し、
日本をアメリカの手先として使おうとしているのでなければ、辻褄が合わない、
あるいは不都合な人を次々に口封じする、その実力行使の恐ろしさを知って、
当事鳩山首相は次の一歩を踏み出せなくなったのではないか、と思ったのです。
その後なぜ鳩山さんは、菅さんよりも小沢さんに急接近したのかは、
すべてを知る小沢一郎だけが、事態を打開する力があると考えたのか・・・

まあ今日の記事は荒唐無稽で、何の裏付けもない話ではありますが、
雪に閉ざされた寒い冬に、つらつら自民党の歴史を考えていたところ、
新聞テレビがなぜ小沢一郎を嫌うのか、その理由に繋がって見えたのです。
今回東京地検特捜部は、彼を立件できないと判断したようですが、
日本の自立を拒む清和会と大手マスコミが一体になって、小沢一郎を落とし込め、
国民市民を大切にする経世会を追いつめて、清和会による国家独裁を狙う!
どなたか明確に、そんなことはないと信じるにたる真実を教えていただきたい。
そうでないと、僕はこの事実をどう理解すればいいかわからないのです。