露天風呂に雪の壁

イメージ 1
 
正月と言っても、特に普段と変わりなく過ごしましたが、
昨日は五箇山利賀の天竺温泉まで、足を伸ばしてきました。
たぶん周辺地域では、もっとも高いところにある温泉で、
ここに辿り着くまでが、大変な山の雪道なのですが、
着いてしまえば人影も少なく、最高に気持ちのいい温泉です。

近くにはスキー場もありますが、昨日はスキーヤーもなく、
天候も悪いので、こんな山奥の温泉に来る人はほとんどない。
広々とした内風呂に、僕が一人きりの時間もあって、
なんとも贅沢な気分になりながら、温泉に体を沈めました。
ゆっくり体が温まったところで、露天風呂に出てみたら・・・

露天の湯船の抜こう側は、屋根から落ちてきた雪の壁で、
いつもなら見える山の景色が、ほとんど見えない状態でした。
屋根から落ちてくる雪が、そのまま壁になっているようで、
これじゃお湯はぬるいんじゃないか?、と思いましたが、
入ってみたら、やや熱めでちょうどいい具合でした。

どうやら屋根雪が落ちて入ることも、織り込み済みで、
そのぶん熱めに、温度調整がしてあるのでしょう。
しかもどんな仕掛けか、お湯の吹き出し口とは別に、
所々岩風呂の床から、熱いお湯が沸き上がる感じがします。
雪壁の上に更に積もる新雪を、目前にした入浴が気持ちいい。

ゆっくり温泉に浸かって、休憩所でしばらく横になって、
彼女と二人で、持ってきた蜜柑を食べながらおしゃべりです。
畳敷きの広間のような休憩所に、やがて誰もいなくなって、
なんだか独り占め、いや二人占めの時間が過ぎていきました。
使ったお金は入浴代だけですが、気持ちのいい一日でした♪