門松立てて

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先日石黒家で餅つきをしたおりに、もっくんに手伝ってもらい、
こんな立派な門松を作ったので、ブログで紹介しておきます。
縛るロープ代金くらいは、お金が掛かっていますが、
飾りの竹や松や南天などは、全部自前か山のものなので無料で、
手間暇を掛けた分だけ、高価なものに仕上がったお飾りです。

お飾り・・・なんて、合理化社会では価値のないものでしょうが、
実用的なものが必需品とすれば、お飾りは豊かさを計るもので、
無くても支障はないけど、有れば心が豊かになるものです。
芸能界がきらびやかなのも、必需品じゃない存在感を表すもので、
バカバカしいほど派手なものも、豊かさの表現かも知れません。

2012年は1999年と同じように、特別な年だとして、
いろんな予言めいたものが飛び交っていますが、干支の上でも、
60年に一度の、特別な黒龍の年だと言う人がいます。
何か大きな転換が起きる年だと、まことしやかに言いますが、
それが事実だとしても、自分が変われない人とは無関係でしょう。

「天は、自ら助ける人を助ける」
「求めなさい、そうすれば与えられる」
など多くの教えの通り、求めもしない人には何もやってこないし、
それどころか、目の前に祝福があっても見えなかったりする。
僕らはきわめて選択的に、世界を受け取っているのです。

神仏へのあらゆる祈りは、感謝から始まるものですが、
祈りの意味を知らない人たちは、ひたすら願い事だけをする。
願い事しかできない人は、祝福を受け取ることを知らないので、
どんな素晴らしい奇跡が目前にあっても、わからないのです。
真の豊かさは、感謝する心から生まれいずるものでしょう。

今ここにこうしてある自分の存在と、あなたの存在と、
僕らを取り囲む多くの人々と、これらを育む自然の営みと、
世界に充ち満ちた命あるものたちの、世界の繋がりと、
そしてそれを認識できる感性に、深く感謝をいたします。