役に立たない人の会

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「ひとのま」で、面白い企画に誘われ、参加してきました。
企画と言っても飲み会で、「役に立たない人の会」というものです。
集まったのは8人で、女性はもう一人来るはずだったのが、
「今日は笑顔になれない」との理由で、ドタキャンされました。
これは彼女が主役の企画だったのに!と大受けでしたが、
欠席の理由がイカしていたので、みんな納得してしまいました。

ともあれ、参加者は自信を持って「役に立たない人」なので、
いわゆる「社会の役に立っている人間」の胡散臭さの話に盛り上がり、
「そんな気持ちの悪い人間にはなりたくねえなあ~」で乾杯です。
世の中、役に立っている人間がどれだけ困ったことをしてくれているか、
と吠えてみながら、自由に気持ちよく生きたい!と語ります。
僕も吠えましたが、福祉の仕事をしている人がよく吠えていました。

「ひとのま」をなんとか持続させるために、カフェによる収入を、
期待しているのですが、保健所の許可がなかなか下りそうにないのも、
本来なら落ち込む材料でしょうが、ここではおおいに笑いの種です。
なにしろ最初の申請が、焼き肉中毒発覚の翌日だったり、
申請に行ったスタッフが、コミュニティハウスの意気込みを語り、
保健所の人から要注意マークをもらったり、およそへたくそなのです。

あるいは僕の仕事引き受け失敗談も、利権とは原発などのように、
大きいものばかりでなく、田舎では小さい仕事も利権なので、
新参者には入り込む余地などない、現実の事情なども話し合いました。
と言っても勉強会じゃない飲み会なので、みんな言いたい放題、
言った先から話が飛ぶので、整然と話していたわけではないのですが。
普段のうっぷんをさらけ出しながら、盛り上がっていただけです。

7時過ぎからぼつぼつ集まったメンバーで、餃子を包んで焼き、
スタッフが用意してくれた、野菜たっぷりの冷しゃぶ系サラダと、
肉じゃが豆腐のような、いずれも夏に食欲が進む美味しい料理でした。
僕は食べないと量を飲めないのですが、この夜は食べ物が美味しく、
ついつい調子に乗って、久しぶりにたっぷりと飲みました。
最初はビールで、そのあとはウイスキーのロックです。

飲み終わったのは12時を少し過ぎた頃で、そのまま寝ましたが、
夜中に「馬鹿野郎!」と叫ぶ寝言があってビックリでした。
翌朝聞いた話では、働いている施設でいつも問題を起こす人がいて、
夢でそのことを思い出して、思わず叫んでしまったようでした。
人間を相手にしている福祉だからこそ、叫びたくもなるのでしょう。
保健所の人を思いだして、馬鹿野郎と叫んだわけではない・・・

参加費の一部は、知人に野菜を買ってもらうことでまかない、
久しぶりに参加した飲み会は、とても楽しい5時間になりました。
翌日は高岡のウイングウイングで、市民講座を開き、
コチャバンバ合意のことを、わかりやすく話したのですが、
少しアルコールが残っていたせいか、時間を間違えて行きました。
早いほうに間違えたので、誰にも迷惑を掛けなかったのが幸いです。