夏のシエスタ

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テレビが見られるのも、あと10日ほどなので、
時々はスイッチを入れて、懐かしく画面を眺めています。
すると何かの番組で、「シエスタ」が話題になっていました。
どこかのお役所で、時間有給を利用してシエスタを勧めているとか。
なんだか「???」って感じですが、これが日本なのでしょう。

今年も梅雨が明けてから、暑い毎日が続いているので、
僕は農作業をするにも、午前6時~10時までで終わりにし、
11時までには家に帰って、12時~3時は昼寝をしています。
この時間帯は動けば暑いけど、家の中は適度に涼しいので、
なるべく涼しい場所で寝て過ごすのが、一番良さそうですからね。

世界に目を向ければ、午後の2~3時間は昼寝をする習慣が多く、
フランス、メキシコなどの、ややラテン系の国々とか、
中南米や地中海沿岸諸国でも、午後のシエスタは一般的です。
それでも国の経済が破綻するわけでもなく、文明国として、
むしろ新しい社会を構成する国々が、多いような気もします。

日本の古い家は、夏の暑さを凌ぐ作りになっており、
表裏の戸を開け放てば、風が通り抜けて涼しいように作った。
それが現代では、町そのものがヒートアップしているから、
開け放っても、コンクリートアスファルトで暖まった風ばかり。
さらに断熱材で囲われた密閉された家だから、冷やすしかない。

これじゃシエスタもお金がかかって、大変でしょうが、
今でも木陰でのんびり、昼寝をする人は結構多いのも事実です。
写真で紹介したのは、石垣島の平久保小学校の夏休みで、
少ない職員を父兄たちがカバーして、学校の当直を受け持ち、
子どもたちが宿題をする横で、しばしお昼寝の様子です。

仕事も生活も、あまりしゃかりきにならないで、
ゆるゆる助け合って、のんびり暮らせばいいのでは?
毎年石垣島へ行くたびに、そんなことを思わずにはいられない。
だけど今年は、諸事情によって石垣行きも出来ませんが、
砺波平野にいても、シエスタは欠かせない毎日です。