幸せの日々是再生

イメージ 1
 
映画「幸せの経済学」上映会まで、あと4日となりました。
今回の上映会は、南砺市まちづくり条例作成・市民会議での、
持続可能な循環型社会を考える、勉強会を兼ねていますが、
日程の余裕もなかったので、僕が個人で企画しています。
したがって人が集まらなければ、僕の出費になるのですが、
幸せなことに、今のところチケットの売れ行きは好調で、
定員50名の視聴覚室は、ほぼ満席になるでしょう。

今日の写真は、この映画のワンシーンですが、
映画で取り上げられた、世界の様々な取り組みの中で、
日本の例として紹介された、子どもたちの農体験の場面です。
50年ほど昔には、日本でも家族農業が中心でしたから、
家族総出の田植えなど、当たり前の光景だったようですが、
機械化と経営の合理化が進んだ現代では、家族経営は廃れて、
子どもたちが労働することは、基本的になくなりました。

その代わりというか、社会体験のような取り組みが増え、
子どもたちは「体験」として、こうした作業にも加わります。
僕には、ある種の生活の分断のようにしか思えませんが、
子どもを労働させないのが良いことだと、信じられていれば、
せめてこの程度の体験で、人生の一端を学ぶことも必要でしょう。
僕らの南砺市では、さらに一歩進んだ農業経営体験として、
米作りの実作業と共に、経営収支まで体験している所もある。

こうした基本的な「生きる術」を知っておくことは大切で、
同じ農業にしても、合理化、機械化、集約化、多生産の前に、
食べ物を作って生きる人間の、根本的な姿を見失わないでほしい。
これがわかって大切にされていれば、社会に何があろうと、
自分が何をすべきかは、おのずからわかってくると思うのです。
大量生産や大量消費による、収入の拡大を求めてしまえば、
あらゆる犯罪の基である、お金さえ儲ければいい!に繋がる。

健全な自然が失われることなく、太陽と大地と緑があって、
コツコツと手作業をすれば、食べていけるのが基本でしょう。
僕が環境問題を意識するようになって、戦争や原発に反対して、
さらには環境保護から「自然を活かす」方向へ転換する中で、
ようやく生きる自信を身につけたのは、最近のことでした。
そうした喜びを、少しでも多くの人と分かち合いたいと思うから、
こんな上映会など、様々な市民活動をしているわけです。

今日は僕の誕生日で、お昼には彼女と一緒にランチですが、
夜には市民会議があるので、ゆっくり過ごすことは出来ません。
このところ毎日、農作業が忙しくて全身が筋肉痛になり、
一度横になって眠ると、起きあがるのが辛かったりしますが、
それでも朝には光に包まれると、さあ頑張ろう!と思われる。
なんてったって、水と空気が美味しくて、五体満足なのだから、
自らの手足を使って、作物作って、日々是再生!の幸せです♪