屋根雪おろし

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いよいよ周囲の家々では、屋根雪下ろしが始まりました。
我が家の屋根にも、すでに1メートルほどの雪が積もっており、
明日はこの冬一番の寒気で、大雪になると予報もあるので、
屋根雪を下ろすなら、昨日か今日が最適の日になるでしょう。
だけどこの寒気はわずか2日間の予報で、これが抜けてしまえば、
その後は気温が上がって、一気に春が近づくとの予報もある。
降ろさなくて済むなら、なんとかこのまま逃げ切りたい?

雪下ろしの労力はともかく、家の前はすぐに公道なので、
そう簡単に雪を降ろす場所がないのが、悩みの種なのです。
本来なら、トラックでも持ってきて直接荷台へ降ろすか、
でなければ、いったん降ろした雪はすぐに片づける必要がある。
以前には一度、寒気が続く予報で早朝に屋根雪を下ろし、
その雪を午前中にほぼ溝に流す、離れ業もやったのですが、
暗いうちから屋根に上る労働は、できればやらずに済ませたい。

明日、明後日の、二日間にどれだけの雪が降り積もるか?
アメダスの雲の様子など、情報を片っ端からチェックして、
今のところは、このまま様子を見ようと思っているのですが・・・
調べものついでに、雪下ろしの必要のない家があると知りました。
この写真がそうですが、屋根材が雪を滑り落としてしまうので、
どんなに雪が降っても、まったく雪下ろしをする必要がない。
家も高床式で、家が雪に埋もれる心配もなさそうです。

なるほど、こんな科学技術の進歩なら大歓迎だと思いますが、
意外なことに、こうした家を建てる人は少ないそうです。
以前からこの手の技術や新材は、使おうと思えば使えるし、
高床式だって、半地下は倉庫にもなる便利なものなのに、
新しく家を建てる人は、なぜかそんなことは考えないとか。
僕らの砺波平野にも、新しい家はたくさんできていますが、
ほとんどの家は昔ながらの瓦屋根で、高床式も滅多に見ません。

予算の問題かと思っても、砺波平野には立派な家が多くて、
不必要なほどに豪華な家が多いのに、屋根雪は下ろす必要がある。
昔からの風習としての家の形が、新しいアイデアを拒むのか?
ほとんどが昔ながらの瓦屋根で、こうした新建材は使われない。
写真で見るとおり、ほとんど積もらないまま滑り落ちるので、
この程度の雪の量なら、万が一人の上に落ちてもケガもないはず。
これが溜まってから落ちるから、落雪被害があるのでしょう。

この国の政策は、膨大な借金をしてでも経済浮揚を目指しますが、
どんな国造りをするかについては、具体的な希望が見えません。
もしも本気で、高福祉の持続できる循環型社会を目指すなら、
高齢化で人出がなくても安心して暮らせる、こうした技術や、
不安定な海外の資源に頼らない、自給自立型の産業を育てるべき。
それを何でもお金で解決しようとするから、借金ばかり増やす。
これでは国債の価値だって、下がるのが当然でしょう。