地域通貨の話

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早朝から雪が降り続いて、大雪の様相でした。
こんな日は、なるべく外へ出たくないのですが、
今日は富山大学で、地域通貨のお話をする日なので、
まず家から車を出すため、除雪から一日の始まりです。
幸い気温はそう低くなくって、凍ってはおらず、
側溝の水も軽快に流れていたので、除雪は順調でした。

しかしながら、家を出て富山へ向かう道のほとんどで、
雪が圧雪されて、カチンコチンになっていたので、
なかなか思うように、スピードを出して走れません。
それどころか、何カ所かでは立ち往生した車もあって、
やっとの思いで、約束の時刻ギリギリでの到着です。
大変だったのは僕ばかりではなく、先生も遅れて、
キャンパス全体が、雪でてんやわんやの様子でした。

数分遅れて授業が始まり、まず「続・エンデの遺言」を見て、
それから僕の、地域通貨「まみな券」の体験話になりました。
まみな券に関しては、このブログで紹介したことがありますので、
ここには書きませんが、興味がある方は記事↓を見てください。
http://blogs.yahoo.co.jp/isop18/16720086.html

今日は主に地域通貨の実体験話と共に、地域通貨の役割として、
一番最初は(1)通貨不足を補う役割で始まったこと、
その後重要になった(2)生産価値の囲い込み手段として、
さらに(3)数量換算できない価値の可視可的な役割があること。
こうした話しを20分ほどした上で、担当教官とやりとりしました。
学生の質問まで受けられなかったのは、残念でしたが。

先生とのやりとりでは、田舎での地域通貨について、
なぜ都会で続いている地域通貨が、田舎では続かないのか?
の問い掛けに、日本ではもともと頼母子講などのシステムがあって、
地域通貨の役割を担っていたことなどを、理由として紹介しました。
これで持ち時間は終わり、それ以上の質疑もなかったので、
少々物足りない気持ちもしましたが、無地に終了です。

経済学部というのは、どこもそうなのかも知れませんが、
けっこう大きな教室に、そうとう大勢の学生がいて、
先生と学生のやりとりも、ほとんどなさそうな感じです。
そう言えば僕が学生だった頃も、ゼミ以外は大教室ばかりで、
自分がその場に関わっている感じが希薄だったと思い出しました。
おしゃれした女子学生と、授業後のスケジュールの方が大切で、
ひととき、そんな学生時代を思い出させてくれた時間でした。