小鳩新党?

イメージ 1
 
今朝テレビを付けたら、菅首相の年頭記者会見をやっていました。
なにげなく聞いていたけど、特に注意して聞くべきほどの内容もなく、
相変わらず小沢問題と、景気回復の話しをしていました。

財政に膨大な借金をしての景気回復が、いったい何をもたらすか?
当然のことですが、金融債権と債務によって貧富の格差が広がります。
すでに景気とは関係なく、債権者は働かずに利益を得る貴族であり、
債権がなければ自動的に債務者となる我々は、その下部になる。
こんな景気回復を、どうして市民が望むのか不思議です。

もう一方の小沢問題も、いったいいつになったらクリアになるのか?
今月中にも強制起訴になると聞いていますが、その場合には、
菅首相が言うように、「政治家としての出処進退を明らかにして、
裁判に専念するならそうすべきだ」となるのかどうか?
そろそろ小沢さんも、観念すべき時期かなとも思わされます。

ところがそのあと、車の運転をしながらFMの番組を聞いていたら、
小沢さんは民主党を出るなら、鳩山さんと組んで小鳩政権を作るだろう!
とまことしやかな噂話が、どこかの新聞記事に出ているとか。

そう言えば鳩山さん、去年の今頃唱えられていた友愛政治は、
いったいどこへ行ってしまったのか、見えなくなりました。
それともこの友愛は、小沢さんとの関係を言ったのでしょうか?
いい加減に、そんなちっぽけな内輪世界の話しではなくて、
もっと未来に向けた、政治課題の話しになってほしいものですが・・・

アメリカ型の拡大経済が、すでに誰が考えても破綻する現在、
その次に来るのが、持続可能な循環型社会になることは明らかです。
そこで多くの国の政治課題は、循環型社会をどう実現するか?
この見通しがつけば、金権政治財政破綻も景気回復も目処が立つ。
しかし日本では、論点がずれた話しに終始しているのです。

寄らば大樹の陰!とばかり、先生の顔色をうかがうのではなく、
自ら主張を持って、新しい理念で政治家になる人に出てきて欲しい。
今年から来年が、そんな変化の年になることを願ってやまないのです!