Merry Christmas !

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おカネに対する根元的な疑問を持つようになって以来、
商業ベースに乗ったイベントは、好きではないのですが、
あまり頑なに拒むのは、無粋というものだろうと思います。
そこで、最近はLEDになって安心して見られるようになった、
クリスマスから年末に掛けての、街のイルミネーションを、
どんなものがあるのかを、のぞいてみようと思いました。

富山県内でも、様々なイルミネーションはありますが、
こうした集約的な飾りは、やっぱり都会には適いません。
ネット上を検索して見た、国内のイルミネーションで、
これなら見てみたいと思ったのは、この「BLUE OCEAN」です。
30分ごとに、バイオリストによるオリジナル曲に合わせて、
10分間もイルミネーションが変化する演出だそうで、
これなら一度は、見に行ってみたい気はします。

だけど同じような試みは、田舎町には似合いません。
都会のまねをしなくても、田舎には田舎の良さがあり、
昨夜も雲間から、美しい満月が顔を出すのを見ていたら、
こんな所に電気のイルミは、欲しくないと思いました。
月明かりに照らされて、様々に変化しながら流れる雲も、
見ていて飽きない、美しい光景を見せていてくれたのです。
こんな美しさは、都会で見たくても見られないものでしょう。

多様性は、生物の種にばかり大切なわけではありません。
命の世界は生物を超えて、天体や海山の息づかいにも及び、
僕らはそれを見ることで、自分が何者かを知るのです。
そうした大きな世界の中で、暮らしていることを感じるには、
電飾のイルミネーションよりも、月や星の方がいいと思う。
それでもときには、街のイルミネーションを見たくなるのは、
人の営みと繋がりたくなるからに、他ならないでしょう。

広大な宇宙の真ん中で、世界の真実を知っていればこそ、
生身の人間のあたたかさは嬉しいもので、抱きしめたくなる。
電飾イルミネーションには、そんな人間味があるから、
年に一度くらいは、見て回るのもいいかなとは思うのです。
今年も無事に、イルミネーションが似合う季節になりました。
この星、地球が、いつまでもきれいに輝き続けますように!

       Merry Christmas !