「七転び八起き塾」 2期生の企画発表会
南砺市の「七転び八起き塾」2期生メンバーによる、
来年の企画提案を発表する集まりがある、と知ったので、
会場になっている福野庁舎まで、話を聞きに行ってきました。
日曜日とあって、誰も働く人のいない庁舎の一室に、
1期生を含めて30人ほどの塾生と、協働課の人が3人、
塾生は順番に、熱心に自分の企画や考えを述べていました。
来年の企画提案を発表する集まりがある、と知ったので、
会場になっている福野庁舎まで、話を聞きに行ってきました。
日曜日とあって、誰も働く人のいない庁舎の一室に、
1期生を含めて30人ほどの塾生と、協働課の人が3人、
塾生は順番に、熱心に自分の企画や考えを述べていました。
1時半からと聞いて、2~3時間で終わるものと思っていたら、
4時半を過ぎても続いていて、5時になっても終わりません。
一人10分ずつの発表と、質疑や意見を聞く時間もあったので、
全員が発表すれば、4時間以上掛かっても不思議はなかったのです。
もうしばらくいれば、全員の発表を聞くことが出来たでしょうが、
途中でも、新鮮な発想の面白い企画提案がたくさん聞けました。
同じ南砺市内にいても、自分が住んでいる地域以外の場所は、
何も知らないことが多いので、小学校から親子学習で行く提案など、
合併後の企画として、早くやっておけば良かったことでしょう。
「なんとローカルマップ」を「地球の歩き方」のように作る案は、
本として全国販売し、これを定番に旅の企画をするのも面白い。
空き家、空き店舗の利用も、情報公開でやっていただきたい。
そんな楽しい発表の中で、僕が特に関心を持ったのは、
「おすそ分けネットワーク」と「見えない豊かさ その場所の良さ」、
そして「ネイチャーステーション」の三つを融合することでした。
それぞれが新しい価値観を持った発想ですが、お金に頼りすぎない、
南砺市の豊かな自然環境や、地域の繋がりを大切にする共通項がある。
そうした循環型の新しい豊かさを、南砺市の土台に据えるのです。
雇用やおカネがなくても、仕事は自分たちで見つけて暮らすような、
自営業やアート作家、自給農生活者を目指す若い人に「場」を提供し、
作物に余裕のある人たちから、彼らに作物をおすそ分けしてもらう。
その中心施設を、ネイチャーステーションとして運営すれば、
全体として、面白いアトリエタウン化構想が出来るでしょうし、
物作りアートの古い伝統を活かした、新しいまちづくりも可能です。