ただいま帰りました!

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今年は20日間、一度もテレビを見ることもなく、
新聞は島の情報だけを見て、自然のままに旅をしました。
常日頃、情報過多な生活に疑問を抱いていながら、
町で暮らしていると、人との関係でさえ情報が鍵になる。
そうした日常からの、脱出旅でもあったでしょう。

情報のための情報から抜け出して、自然に身を任せ、
まず強烈な太陽に身を任せて、心身を太古の姿に戻したら、
そこから、新しい「聖なる物語」への序章が始まったのです。

始まりは一つの出会いから、
そこへ様々な命が集約していくとき、
起こるべくして生まれた物語は、
私個人の中にも併せ持つ、
聖なものから邪悪なものまでを含みながら、
人とは何かを物語ってくれたのです。

人とは何か?
どうあれば幸せなのか?
新聞もテレビもない、
考えるにふさわしい静かな場所で、
鳥の声と風の音を聞きながら考えたことは、
そのまま具現化して私の前に現れ、
一つの壮大な聖なる物語を予感させて、
明らかな序章を迎えたのです。

さて、何からお話ししましょうか?
人生の意味や、人間存在の意味まで含めて考える。
この貴重な時間を、あわてずにゆっくり確認していけば、
それが新しい「聖なる物語」を導く芯になり、
単なる知識ではない、生身の物語も動き出すはずと確信した。
そのくらい、価値ある時間を過ごした旅だったのです。

そう、島全体を包んだ大きなダブルレインボーを抜けて、
その人がやってきたことから、物語は始まります。
 
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