サンタの森も雪解けです♪

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今年は去年に比べて、一ヶ月ほど遅かった山の雪解けですが、
今日行ってみたら、サンタの森もようやく雪が無くなっていました。
雪が溶けたあとの斜面に、草の新芽が出てくるのはこれからです。
場所によっては、フキノトウ(写真)らしきものも出ていましたが、
平地で取った時期に比べると、一ヶ月以上は遅かったことになります。

それでも自然界の春は、今のところ間違いなくやってくるので、
あらゆる生き物は、これを頼りに生きていくことが出来るでしょう。
写真の場所は、去年から区画して自然農を始めた場所ですが、
南砺市学遊塾の講座としては、応募者があまり集まらなかったので、
残念ながら今期は、学遊塾講座としては成立させられませんでした。
それでも賛同者いたので、この場所での自然農は続けようと思います。

出来れば同好会かクラブのような形での、活動グループとして、
南砺市の市民活動団体としても、登録してやっていけばいいでしょう。
都市部近郊では、近年大きなブームにもなっている自然農ですが、
周囲にたくさん農家があると、逆に農の問題など考えないのか、
いまだにJAの言うとおりに、農薬をたくさん使う農家もあります。
空中散布された農薬は、風に乗って近隣の人々を汚染しています。

量を少なくして、空中散布もしなければいいのかと言えば、
どんなに害が少ないと言っても、生き物を殺す農薬ですから、
残留蓄積による健康被害がどうなるのか、誰も説明できないのです。
今や富山県内の河川は、どこも化学汚染が進んで飲料に適しませんが、
農薬が田園の生態系を破壊してしまう前は、川の水は飲めたのです。
ここでもまた、経済拡大による貧困が進んだと言えるでしょう。

昔はおカネがなくても、田舎暮らしならとりあえず食べていけた。
それは豊かな自然に支えられた生活で、衣食住が賄えたからでしょう。
ところが、あらゆるものをおカネに置き換えて経済成長を目指すと、
おカネなどなくてもふんだんにあったものが、タダではなくなり、
新鮮な水や空気でさえ、おカネがないと手に入らなくなってしまった。
まず何よりも、これが社会に貧困をもたらした最大の正体なのです。

おカネがすべて悪ではありませんが、おカネの問題は大きいのです。
少しでも早く、経済成長優先の社会から、自然と共生する社会へ、
開発という名の下に大切な自然を破壊しない、循環型の社会へ、
そのためにまず自らが、おカネを使うけれど頼りすぎることなく、
なるべく自然を破壊しないで、自給自立的に生きたいと思うのです。