久しぶりの「国会ネット」

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シャキット富山35の「政治参画プロジェクト」が行っている、
「市議会ネット」「県議会ネット」「国会ネット」のうち、
今日は久しぶりに、国会議員3人に参加していただき、
「国会ネット」として、活発な意見交換を行うことが出来ました。
本当は新年度が始まった春にも、開きたかったのですが、
国会がいつ解散されてもおかしくない状態が続いていたので、
予定が立たず、結局は解散総選挙の後になったと言うことです。

ただし、衆議院総選挙への日程が発表されてからは、
シャキットは独自に、立候補者へのアンケートをして取り纏め、
これを「シャキット情報・臨時特別号」としましたので、
けっして何もしていなかったわけではありません。
むしろ、この間に政権交代が起きたことで、
社会の何が変わっていこうとしているのかを見極め、
あらためて、自分たちの意見を確認してもいたのです。

ただし今日の日程に関しては、県内で射水市の選挙が始まり、
応援に行く必要がある議員もいらっしゃったので、
時間はかなりファジイに、順次参加をしていただきました。
上の写真で、三人並んだ議員の中央、橘さんの写真が合成なのは、
三人そろって参加されていた時間帯もあったにもかかわらず、
僕がうっかりとして、橘さんが帰られてから撮ったためなので、
不手際のために、このような画像になって申し訳ありません。

ちなみに今日参加していただいたのは、
向かって左から、村井宗明衆議院議員民主党
橘慶一郎衆議院議員自民党)、森田高参議院議員国民新党
の三名で、今回出席いただけなかった自民党議員の中には、
欠席届とも思われる、祝電をいただいた方もありました。
こうした電報をいただくのは、初めてのことですが、
これも政権交代によって、与野党が逆転した効果かも知れません。

さて今回どんなテーマを取り上げるか、事前に募ったところ、
7つのテーマについて、文書提案がありましたので、
特に一つには絞らず、7つを一通り話し合うことにしました。
(1)政策決定の場に女性の意見を届ける。
(2)男女平等のための『民法改正』の提案。
(3)ワーク・ライフ・バランスの実現のために。
(4)医療保険などの社会補償問題の考え方。
(5)環境とエネルギーと原発問題について。
(6)NPO支援のための法制度について。
(7)裁判員制度についての認識と見解について。

あくまでも切り口としてのテーマでしたので、
今回初めて国会議員となられた、元高岡市長の橘さんからは、
静かで波乱無く進む市議会と、騒がしい国会の違いなどが話され、
そうした臨場感あふれる、具体的な話も興味深かったです。
あるいは、富山県選出の議員が全員男性なこともあり、
有志による国会見学と共に、国会で女性議員との連携を深めたい、
そのための便宜などを求める声も、参加者から出ていました。
また射水市市長選挙に立候補されたお二人の政策などに、
ワークライフバランスや財政の観点から、意見する人もありました。

僕は(5)の環境・エネルギー・原発の問題を取り上げましたが、
橘議員に続いて、森田議員も予定があって退席された後でしたので、
村井議員と集中的に、エネルギー政策について話をしました。
彼とは以前にも、環境とエネルギーの将来を話しているのですが、
それから2年近くの間に、状況は大きく変わってしまっています。
オバマ政権によって、アメリカも脱石油が進んでいますし、
電気自動車における中国の台頭など、目を見張るものがあったのです。
その上で、鳩山首相は大胆なCO2削減を宣言したわけですが、
それが原発推進になっていることを、僕らは恐れてもいるのです。

村井議員も、原発に対する危惧はお持ちのようでしたが、
これから電力がスマートグリッド化していく中で、発電と蓄電を、
どう技術開発して、商品化していくかは、国家の将来を左右します。
これを、長い目で見て将来性のない原発に頼るのではなく、
政策として自然エネルギーに向かうよう、強く要望しておきました。
また今回村井さんからは、雇用保険の危機的状況の話など、
マスコミ情報では気付かない、裏技的おカネの動きも話してもらい、
あらためて、情報公開による意見交換の大切さを実感しました。

定刻の1時半になる前から来ていただいた、橘議員はじめ、
森田議員も村井議員も、予定より早く来ていただいて、
時間ぎりぎりまで、熱心に意見交換していただけたことを、
名ばかりではありますが、プロジェクト・チーフとして感謝します。
そのほか「国会ネット」に関わっていただいたすべての皆さん、
ありがとうございました! これからも参画を進めましょう!