春風嵐のあとで

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凄まじい春の風嵐がおさまった午後に、
FMとなみへ行って、童話の収録をしてきました。
いつもは奥のスタジオで収録していたのですが、
今回初めて、表通りに面したガラス張りのスタジオで、
気が散りそうだったので、通りには背を向けて、
表を見ないようにして収録しました。

途中一箇所、原文を間違えて読んでしまいましたが、
大した影響はなさそうで、今回も一発OKで終了です。
そういえばこのスタジオは、以前に何かのイベントの紹介で、
誰かと一緒に来て、何か話した気もするのですが、
どの話が、何処のスタジオだったか、覚えていません。
技術担当のこの女性も、美人なんだけど名前を覚えていない。

何でも忘れるのは、子どもの頃から得意なので、
それが災いして、女性を怒らせて別れたことさえある。
でも連想でいろんなことを考えてしまう、僕の性格では、
固有名詞や年月日を覚えるのは、まったく苦手です。
ある時期から、この手のトラブルはもう気にしていません。
自分の体に翼がないのと同じ、受け容れるしかないことです。

後ろを振り返るのは苦手でも、前はよく見えるので、
いつもかなり、早過ぎる前方を見て暮らしている。
まだ誰も見ていないものが、見えてしまう生活をしていると、
5年後10年後に、以前見た風景が周囲に広がっていたりする。
だけどそんな景色さえ、さらに早く予見している人がいて、
人間の正体が、そんな輪転の中にも見えたりします。

収録の後、シマヤで日曜品の買い物をして帰途につき、
雨で農作業でもないし、家に帰ってもする用事もないので、
図書館に寄って、しばらくは本を読んで帰ることにしました。
でも机に向かって本を読み出すと、鼻水がたら~り、
鼻をかんでくしゃみをすると、さらに鼻水がつつつ~っ。
咽が腫れぼったく、目が重くて頭が痛い、花粉症です。

そのまましばらく安静にして、軽い小説など読んで、
この日はこれで、あとは何もしない一日にしてしまいました。
それでも何とか生きているし、雨露も凌げるし、
なんて思っていたら、テレビ映画で「幸せのちから」を見て、
はてさて、これは一見良さそうだけど大きな間違いがある!
とまた、頭の中だけは活発に働き出すのでした・・・。