今年一番の冷え込み!

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昨日は用事があって、高岡まで出掛けましたが、
途中で庄川町を通ったときに、面白い光景を見ました。
平地には全く雪がないのに、裏山の中腹から上だけ、
見事に凍てつく白さで、雪が覆っているのです。
携帯写真では、あまりよく写っていませんが、
しばらく車を停めて眺めていたいような美しさで、
なんだか不思議な、大自然の遊び心を見た想いでした。

いよいよ本格的な寒気が近づいていることを感じながら、
用事を済ませて家に帰ると、すぐに暖房をして暖まる。
部屋の暖房を12℃に設定して、14℃以上にはしない。
厚手の冬着をしていれば、これで十分に暮らせます。
ネットを繋ぐと、またパレスチナを憂える情報が、
ニュースでもMLでも流れてきて、心が痛む。
僕らのところが寒くても、降ってくるのは雪ですが、
ガザ地区には毎日、爆弾が降ってきているのです。

この何十年と続いているパレスチナ紛争を見て、
僕らはつい、これを宗教的な対立と思いがちですが、
実際にはこれも、政治の貧困が招いた悲劇だと思います。
古居みずえさんの映画「ガーダ(パレスチナの詩)」で、
国境地帯に農業をして住む老夫婦が言っていました。
昔はユダヤ人もパレスチナ人も、仲良く暮らしていて、
このあたりは豊かな収穫のある、おだやかな地域だった。
それがイスラエルの建国以来、農作業ができなくなる。

宗教的な対立で、紛争をしているわけではなく、
パレスチナイスラエルも、国内政争の手段として、
実権争いが、海外での武力行使になっているのでしょう。
自国内での利権や支持を増やすために、海外で武力を使う。
この紛争は必然性がないからこそ、調停もしようがない。
そして毎日、多くの一般市民が巻き添えになっているのです。
しかも奇妙なことに、圧倒的な軍事力の差があるからこそ、
双方共に、この武力行使を止めることが出来ないのかも。

いくつかの国境問題を抱えているとは言っても、
主な境界を海に託している日本は、幸いと言えるでしょう。
愚かな政治家の利権争いを、海外での軍事行為に託せない、
日本の平和憲法は、実によく考えられた制度だとも思います。
いつの時代も政治家は、国民の利よりも私欲に走りやすい。
せっかく選挙制度があるのに、どうしてかと不思議に思う。
だからこそ、平和憲法を維持することが大切なのですね!