ハサの組み立て

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今年も無事に、稲の天日干し用ハサの組み立てを終えました。
結構大変な作業だし、こんなに高い頑丈な組み立てをしなくても、
もっと楽に天日干しする方法だって、いろいろあるんですよ。
でもみんな楽しみにしてやっているし、高い場所も好きなんです!
出来上がったときも、やったね!って感じで達成感もあるしね。

この支柱にしている材木は、森林組合から無料でもらった間伐材で、
条件として山出しから皮剥まで、全部自分たちでやったのです。
初めてのことばかりで大変でしたが、適度に慣れると面白くって、
うまく皮剥ができて美しい杉材ができたときなんか、感動しました。
そして横棒は、屋敷林に自生していた竹を切り出して使っています。

支柱を立てるときなんか、最初はまったく要領をえなくって、
スコップで穴を掘って、そこに何人も掛かって立てていましたが、
今では土が軟らかければ、一人で支柱を持ち上げて打ち込みます。
支柱を抱えてまっすぐ持ち上げ、その重みを上手にかけて打ち込めば、
ズバッと地面に突き刺さって、それを何回か繰り返すだけなんです。

こうして立ち並んだ支柱に横棒を渡し、藁縄を使って縛ります。
この縛り方は、男縛りがいいと聞いて一度教えてもらったのですが、
どうも覚えられなくて、僕自身は海で使う縛り方を使っています。
そして横方向に倒れないよう、つっかい棒をして縛り付ければ、
これで人が乗っても大丈夫、台風さえ直撃しなければ倒れません!

すでに稲を刈り始めているメンバーもいますが、僕は来週から、
まずコシヒカリ、そして古代米は熟成具合を見ながら順次刈って、
最後が11月初頭になって、トヨサトとみどり米になる予定です。
天気が良ければ、10日間程の天日干しでいい具合に乾燥するので、
それから脱穀、唐箕、籾摺りが終わるのは、11月下旬ですね。