庭にウグイス

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毎年3月の中旬から、庭にウグイスがやってきます。
朝遅い僕の寝床に、そう遠くないところから声が聞こえる。
春先には、ケキョケキョ、ホー、とかいい加減?だったのが、
4月になると、上手に澄まして、ホーォホケキョ、とまあ、
いっぱしのウグイスらしく、上手に鳴くのです。

それが今朝は、いつにも増して近くから聞こえるのですが、
一羽ではないのか、近くに天敵でもいるのか、やたらうるさい。
落ち着いて鳴いてくれれば、心地よく響くさえずりだって、
過剰になれば騒がしくて、耳障りに聞こえてしまう。
世の中のこと、すべてそう、勝手なものだなあとも思う。

そう言えばこの庭には、昔からよく小鳥がやってくる。
町中の狭い小さな庭で、特別実のなる樹もないのに、
どうしてこんなところに小鳥がやってくるのか不思議です。

僕が子どもの頃には、小さな庭の裏に背戸があって、
背戸を抜けると、林に続く空き地なんかもありました。
遠くからその木立を抜けて渡ってくる風は、気持ちが良くて、
夏には庭に面した縁側で、その風を受けて昼寝をしました。
でも今では、空き地には家が建ち並んで、風道はありません。

そもそも僕は、庭の手入れなんぞ全くやらないので、
年に一度帰省する兄が、せっせと手入れしていたりする。
兄が農業すれば、草のない、手入れの行き届いた畑になる?
だけど僕は、なるべく自然のままに手入れをしないでいたい。
自然の草花に埋もれて育つ野菜の方が、美味しそうです。

この田舎町でも、自然環境は大きく変わってきて、
その集約のような温暖化では、地球環境自体が激変する。
こんな時代に、小さな鳥が生き延びるのは大変でしょうね。