ブログが開いた新世界

99年に会社を辞めたときは、ネット出版を考えていて、
海か山でのんびりと、原稿でも書いて暮らそうと思ってました。
ネット出版には98年から関わって、03年まで続けましたが、
たいした売上はないままに、次第に興味も失っていきます。
実は売上が少ないこと以上に、911事件がきっかけで、
自分の生き方を、もう一度考え直してみたくなったのです。

もともと環境保護に大きな関心があったことも一因ですが、
グローバル経済が何をもたらすか、その大罪に気付いてしまうと、
人はどうすれば、戦争や環境破壊をせずに幸せになれるのか、
その点に関心が移ったことで、生き方を変えようと思ったのです。
そこで「ガイアシンフォニー」の上映会を手伝うようになって、
石黒さんの「答えを生きる」自然農に出会い、実践を始めました。

その後は「まみあな活動」を中心に「日本自立プロジェクト」
「フィロソフィア」などにも参加、東京平和映画祭を手伝って、
自分でも沖縄平和映画祭や、北陸平和映画祭を企画実行しました。
そうした中で、3年前に、このブログを立ち上げたのです。
最初は手探り状態で、記事を読みに来てくれる人も少なく、
ブログをやっている人も、そう多くなかったように思います。

それが今では、一つの記事に100人以上アクセスがあって、
様々なコメントのやり取りも、活発に出来るようになりました。
いつのまにか、160人以上ファン登録があるのも嬉しいです♪
もしも何かの話題で、人を集めて話をしようと思っても、
田舎で100人を集めるのは、とても困難なことなのです。
これを利用して、上手に商売する人が増えたのは当然でしょう。
だけど僕は、「おカネでない人生の価値」を考えていました。

日本では無謀とも言えるそうした価値観さえ、ブログでなら、
同じ価値観を持つ人と繋がることが出来たし、意見交換が出来た。
これはやっぱりすごいことで、新しい世界が始まっているのです。
ブログの最大の特徴は、オープンに意見交換が出来ることでしょう。
僕のブログでの、6000のコメントは、中身の濃いのが多い!
ある程度の匿名性を保ちながら、だけどそれぞれの参加者は、
自分のブログで基本的な人間性をさらけ出しているのです。

それぞれの人が、どんな背景や考え方を持っているかを隠さずに、
借り物ではない自分の考えで意見を書き、コメントをする。
これが日常的に出来るようになったのは、歴史的快挙でしょう。
まだ未成熟な文化ですから、人間的に弊害もあると思うけど、
このすばらしい新世界を損なわず、育てていって、誰でもが、
自由に自分の考えを表明して生きられる社会になればいいですね!
僕はこうしたブログに、世界を変えるチカラがあると思ってます♪