珊瑚礁の夢

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先日「海の生きものたち」の本を読んでから、
なんだか、しょっちゅう沖縄のことを考えていたら、
たまたま覗いたブログの記事に、石垣島の北部、
僕が大好きな場所でダイビングしたと書いてありました。

去年白化現象が進んでいた地帯は、大丈夫なのか?
この美しさが失われたとき、人類に未来はあるのか?
あのロウニンアジは、ナポレオンは、元気でいるのか?
今年はどんなことをして、夏の一ヶ月間を過ごそうか?と、
なんだか夢見心地に、珊瑚礁のことを考えています。

馬鹿げたおカネを使って、軍事基地を作り兵隊を配し、
地元の住人を苦しめているのも日本人だと思うと、
恥ずかしさを通り越して、憤りを覚えてしまう沖縄。
むかしは兵力を持たず、外交で生きていた島々だったのに。

それでも長い間、沖縄には珊瑚礁の豊かな恵みがあって、
どんなに貧しくても、人々の暮らしを支えてきた。
その豊かな海が、この20年間にすっかり姿を変えて、
本島の周辺では全滅してしまった珊瑚地帯を、
観光客が「きれいだ!」と感激して見て回っている。

お馬鹿な人が落とすおカネで、暮らせる人もいるから、
言いたかぁないけど、これ以上人が増えて欲しくない!
数年前までは静かに自然が広がっていた北部でさえ、
今では有名人がお店を建てる始末なのです。

まあ僕だって余所者なんだから、人のことは言えないか?
今年も夏には、平野に一ヶ月間の滞在を計画している。
このヒフキアイゴの写真を撮ったのも、平野の海でした。
さあもう少し、寒い冬には夏の夢を見て眠りましょうか♪