石油ストーブ

イメージ 1

もう何年も前から、電気がないと動かないファンヒーターに疑問を持っていて、
環境さえ許せば、薪ストーブか暖炉がいいのになあ!なんて思っていたのですが、
いよいよ一台のファンヒーターが不具合になってきて、買い換えを考えました。
コメリで見てみると、練炭を使うセラミック暖房器具などもあって面白そうです。
でも練炭も安くないし、いろんな種類の暖房器具を使うのは無駄も増えます。

いろいろ考えて、電気を使わない昔ながらの石油ストーブを買いました。
これなら、まだ生きているファンヒーターと同じ石油があればいいわけだし、
ファンヒーターよりも石油を使わないで済むので、一石二鳥と言えるでしょう。
なにしろこのあたりでも、灯油の値段はうなぎ登りで、下がる気配はありません。

マスコミでは相変わらず、投機マネーを原因だと理由付けをしていますが、
なぜ投機マネーが石油を買っているかの説明はほとんどしません。
もちろんその理由は、遠くない将来に石油が無くなるのがわかっているからで、
穀物相場よりも安定して、長期に値上がりが期待できるからでしょう。
将来的には、早く自然エネルギーの利用を進めるしか、解決策はないのですが。

残念ながら今のところ、町中の生活では暖房に関する選択肢が極めて少ない。
家の造りや燃料の確保まで考えると、当分は石油ストーブに頼るしかなさそうです。
いずれは石油に頼らなくても暖を取れる環境に引っ越すか、何か工夫するか、
あるいは、町中の家でも使える新しい暖房器具が開発されるのを待つしかないか。

それはそうとこの石油ストーブ、ヤカンを乗せてお湯を沸かせばお茶が飲めるし、
お茶や珈琲を入れたマグカップを乗せておけば、いつまでも冷めないで飲める。
しかもファンヒーターのように音もしないし、余計な電力も使わない。
部屋全体を早く温めようと思えば、たしかにファンヒーターが便利だけど、
こうした石油ストーブには、また違った味わい深い付き合い方がありそうです。