「競争」から「共生」へ!

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僕は現在、生涯学習センター系、男女平等推進センター系、
そして自然農などの独立系?と、三系統の市民活動をしています。
そのなかで、男女平等系EネットのEフェスタ2007が開催され、
15のワークショップが、昨夜ようやくほぼ終わりました。

僕自身も5つのワークに参加して、その最後にあたる昨夜は、
「これからの社会~男女平等・共同参画とは~」の中で、
30分時間をいただいて、スピーカーの役目も務めました。
この話の内容は、前もって原稿も用意していたのですが、
その場の雰囲気にも合わせて、急遽内容を変更して話しました。

場合によっては、40~50代の人を中心に聞いていただくつもりが、
20~60代まで、それぞれ4~5人ずつの30人近い人の参加で、
これだけ幅広い人に話を聞いていただける機会は少ないですからね。
それならばまず「競争から共生へ」の理解を共有しようと思ったのです。

ちょうど2日前に「自立と共生」の記事を書いたところでしたから、
キーワードは「共生」と言うことになるのですが、参加者がどれだけ、
競争社会と共生社会の違いを理解しているか、図に書いて話をしました。
これが図書館で待ち時間を潰した時の、即興的な思い付きだったのに、
うまい具合にイメージを示すことが出来たように思います。

ファシリテーターさんも初体験のスタッフでしたが、うまく進行されて、
若い人には「魔法のマイク?」を向けながら、考えを聞きだしていました。
同じ年代の人だけで話していると、いつも似たような話しか出ないのを、
今回は新鮮な発言が次々に出てきて、終始楽しい時間を過ごした気がします。

あえて少し苦言させていただくなら、60代の人たちがよく言うところの、
「若い人から元気をいただいた」というのは、なんだか違和感がある。
お互い自分にはない良いところを認め合うのに、それが若さの元気だけなら、
若い人たちだけが集まっていればいいことになってしまうでしょう。
もっと「何を発言したか」「どんな考えか」「どこに魅力があったか」
そうした長所や魅力を引き出しあえる意見交換会を目指したい気がします。

そのためには、もっと十分な時間を取って、お互いの話を聞き合って、
その内容に対して、違う立場から意見を出し合うまでに対話を深めたい!
きっとそこまで出来れば、今回問題視されたコミュニケーション不足だって、
家庭においても、学校においても、社会においても解決する気がする。
だからそう、現代人が忙しくなりすぎていること自体が問題なのでしょうね。

ともあれ、一週間の長丁場を乗り切った、そう若くはないスタッフの皆さん、
ほんとうに本当に、長い間、心身共に休まるヒマもなくお疲れさまでした。
今夜はゆっくり休んで、また明日からの用事をこなしていきましょう。
最後に、こうした楽しい機会を与えてくださったスタッフと、
集まって話を聞いてくださったすべての参加者のみなさんに感謝です。

ありがとうございました。


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