夏旅報告(4)

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とうとう8月になってしまい、僕の夏旅ももうすぐ終わります。
今日は僕がいつも潜っている海を少し紹介しておきましょう!
この写真は、灯台の岡から無人島の周辺を写したものですが、
東側は直接太平洋に面していて、ダイナミックで荒々しいのが特徴です。
それに対して西側は、東シナ海に面していると同時に、
西表島竹富島などの八重山環礁を通ってくる海流なので、穏やかで、
その合流する平野の海は、沢山の違う性格を持った海があるのです。

無人島西回りポイント、裏ポイント、東回りポイントのほかにも、
東正面のダイナミックなリーフエッジ、第二リーフポイント、
そしてさらに東の東崎沖には、巨大プールポイントもあります。
そのいずれも人の姿を見かけることが稀で、自由気ままなのです。
ただし潮の干満による流れは強いので、知らない人には危険です。
僕がこのように紹介したからといって、誰でも行ける訳ではありません。
自分で行ってみようと思う人は、十分に経験のある人と行って下さいね!

さらにこの島には、世界的にも有名な白保の青サンゴ群生ポイントや、
ダイビング・ボートが集まる崎枝のポイントなど美しいポイントが多く、
シュノーケリングでイソバナが見られる貴重なポイントもあるのです。
珊瑚礁は生きているものだから、環境の変化で死滅する可能性があり、
実は今年も、異常な海水温の高さで白化現象が起きており、
来年もこの美しい生き物の世界を見られるかどうかが心配だったりする。
だからこそ毎年、これが最後かもしれないと思いながら来るのかも知れない。

ところで今回の料理の写真は、これ以上ないくらい豪華なので載せました。
なんと言っても右上の、ヒメフエダイと貝類の海鮮サラダがすごいでしょう!
刺身が多すぎて、下にある野菜が見えなくなっているほどです。
そして刺身を取った後の頭と尻尾を煮物にしたのが左下で、
さらにその煮汁を使って、地元の瓜や野菜を煮込んだのが右下です。
まさに海の近くの自炊ならではの豪華料理といえるでしょう。
こんな自然一杯の楽しみが、今では想像も難しい贅沢になりつつあるのです。

さて石垣島は、こうした海の魅力がたっぷりの場所ですが、
同時に地域の伝統文化がしっかりと生きている場所でもあって、
今回は、伊原間と白保の豊年祭を見てくることが出来ました。
なかでも白保の豊年祭は人気もあって、大勢の人が集まります。
一番下の写真が、会場となっている場所にミルク(神様)がやってきて、
神事を司る女性たちの歓迎を受けるセレモニーを撮ったものですが、
その上の写真は、偶然にも白保の集落内でミルクに出会って撮ったものです。

また昨日の夜は、タニファで「エンド・オブ・サバービア」上映会もやったので、
その報告もしておきましょう。普段は20人ほどが入れるスナック喫茶で、
マスターの栗さんのご協力により、八重山新聞にも案内記事を書いて、
ちょうど20人ほどの人が集まってくれて、上映会をやりました。
30人くらいは入れるように準備しましたが、ほどほどいい感じで盛り上がって、
上映後には「ありがとう」とお礼を言ってくれる人がいたのは嬉しかったです。
自分の生活圏で、食とエネルギーの自給を考える人が、3人は?増えたでしょう!

石垣島の滞在はあと三日で、その後東京でフィロソフィアの勉強会に参加して、
何人かの友人にも会って、6日のキラキラ号で富山の家に帰ります。
今年も新しく知り合った人がいて、懐かしい仲間とも再会して、
これが人生!をまた再確認しながら、珊瑚礁の海に潜っています。
参議院選挙で自民党は大敗しましたが、安倍独裁政権はそのままです。
僕らを戦争に導こうとする公約がある限り、支持することは出来ません。
これからも、自分の人生を生きながら、意見を述べていきたいですね!