夏旅報告(3)

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昔は「南の北の宿」だった宿が、売りに出され、
ここ何年かは泊まれない状態だったのですが、
今年からは新しいオーナーで再開することになりました。
それにあわせて、トイレや台所の水周りがきれいになり、
宿泊用の部屋もフローリングで気持ちよくなりました。
写真に写っているのは自炊用の台所で、食事はすべて自炊です。
ちょっと陰になっていますが、手前の芝生の上にゴザを敷いて、
夜の星を眺めるのは、最高の贅沢かもしれません!

先日は白保の海に潜ったときに、ウニを取ってきました。
海草の中に潜んでいるのを、見つけて取ってきたものです。
ウニの取り方は、初めて石垣島に来たときに教えてもらったのですが、
今でもそのときの感覚が蘇って、不思議な気持ちになります。
沖縄が日本に復帰して間もなかった当時は、人々の生活は質素でも、
海や山には自然の恵みが、誰にも等しく与えられていたのです。
こうした恵みを切り捨てて、お金経済に走ったことは、
はたして多くの人々を、本当の幸福にしたといえるのでしょうか?

先代のオーナーが、今でも船を持っていて、夜釣りに誘われました。
日没の7時半過ぎに船を出して、月が沈む12時ころまで、
途中で一度だけ場所を変えましたが、上々の釣果でした。
僕はハマフエダイ、ヒメフエダイなど7匹ほどを釣り上げ、
宿に持ち帰って、内臓だけ出して、大きな冷凍庫に保管しました。
まだしばらくはここに居るので、一匹ずつ解凍して調理します。
釣果も嬉しいものですが、こうして暮れいく海の上で、
あるいは月が沈むのを眺めながら海の上で風に吹かれているのは、
なんとも気持ちが良くて、幸福の味わいがあるものです。

4番目の写真は、小さ目のフエダイマース煮にしたもので、
その他は、ウニの身を集めたものと、サザエのつぼ焼きです。
この日はほかに、ゴーヤチャンプルも作って食べました。
僕は料理をするのが好きなので、とても楽しい自炊の毎日です。
富山に居るときは野菜や米を自分で作って自給自足を目指していますが、
石垣島では、海からの贈り物を取ってきての自給自足でしょうか。
ただし、こうした海の獲物も、最近ではめっきり少なくなって、
こうした楽しみは、いづれ過去の楽しみになっていくのかもしれません。

国政選挙の投票日当日もこの島に居るつもりなので、
残念ながら投票には行けないことになりますが、それもまた僕の生き方。
何を優先するかを決めたら、当然他のことは切り捨てるしかないのです。
だからといって、政治に興味を無くしたわけではないし、
自分の発言や行動には、僕の生き方として責任を持っているつもりです。
だからというわけではなく、「エンド・オブ・サバービア」の上映会や、
このブログでも、気になったことはアップして反応を見ています。

先日載せた、安倍首相の選挙違反ポスターは、すさまじい反応で、
僕のブログが週間訪問者ランキングの19位に登場してしまいました。
これを機に、他の記事などにも関心を持ってもらって、
また新しいコミュニケーションが広がっていけば良いと思っています。
さあ、石垣島の滞在もあと10日間ほどになりました。
すでに1メートル以上のロウニンアジやナポレオンにも挨拶したし、
最後は映画の上映会と、オーナーを囲んでのバーべキューをして、
また元気に、富山へ帰ろうと想っています!