「薫風だより」から

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八尾の山中、大玉生(おおだもう)というところに、
大阪から引っ越してきた森さん一家が住んでいます。
夫婦と子供3人で、自然農による自給自足を目指しながら、
お父ちゃんは多少の現金収入が必要で働きに行ったりしますが、
おおかたの生活は、質素ながら家族で助け合って暮らしている。
上の子供二人は、もう学校へ行く年齢を過ぎていますが、
学校へは行かない選択をして、家で家族と暮らしています。
一番下の子は、去年自宅でほぼ自力出産もしているんです。

これだけ聞くと、なんだか変人家族と思うかも知れないけど、
お父ちゃんもお母ちゃんも子どもたちも、いたって健やかで、
毎日の衣食住を、なるべく自分たちの手で賄いながら暮らしてる。
うらやましいような自立した家族生活をしているのです。
そりゃあもちろん、いいことばかりではなく、問題もあるでしょう。
だけど大切なのは、彼らがそうした自然な生活を選んだということで、
それぞれの人生、何を大切にどう生きるかを実践しているところが、
とても新鮮で、活き活きと魅力的に見えるのです。

そんな彼らが、自分たちの市民参加として活動している、
「薫風」というのがあり、そこで発行しているお便りから、
「つらつらと・・・」の記事を紹介しておきます。

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  ★つらつらと・・・

 ここ最近、悠平が竹スキーを作るのに悪戦苦闘したり、
家族みんなで同じ本を読んだり、映画を見たりして感じたこと。
それは、同じ家族、そして家族に限らず、友人・仲間の話すこと、
することに、興味・関心を持つことで、相手が何を感じているか、
また何を必要としているかを感じ取ったり、共感したり、また同じ
ような思いを共有したりと、少しずつそんな積み重ねをすることで、
信頼とか絆とかが、少しずつ強く太くなっていくのだなぁと、
そして人のつながりというのは、この『興味・共感・共有』が
とても大切だなとしみじみ思ったのです。

 そしてこれは、自らが自発的に積極的に興味を持ってみることで、
いつもとは違った「何か」が見えたり、感じ取ったり、マイナス面
ではなくプラス面を見つけていくことで、間違いなく双方にとって
プラスの積み重ねになっていくのでしょう。
 
 幼い子供ほど、それも必死で親の興味を、視線を引こうとするし、
大人だって、無関心でいられたり孤独では寂しいですよね。ただ大人に
なるほどに、依存するのではなく、自立しつつ、共感したり共有したり、
そしてさまざまな年代の人と、そしてさまざまな命と共存・共生する
ことで、一人でいるよりも何倍も何倍も楽しさが増えると思うのです。
もちろんその中に常に「学び」があり「成長」がある。

 自ら自発的・積極的に関われば、いろいろなところで
人とのつながりを楽しむことが出来るのではないでしょうか。
はじめはちょっと勇気がいることもあるかもしれないけれど、
「エイヤッ!」と動いてみれば、そこに心地よさがあったり、
強さと優しさの輪がどんどんふくらんで、素敵な循環が動いて
まわっていくいくのっていいなぁーと思いませんか?
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いかがですか?
「薫風」は宿泊も出来ますので、
興味がある方はイソップまで連絡ください。
特に、肉や魚を使わない野菜と雑穀の料理が食べたい人!
森お母ちゃんの、おまかせ料理は、野菜と雑穀だけで、
見たこともない美味しい料理が食べられますよ♪