朗読の味わい

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県民カレッジ講座の「朗読を楽しむ」に行って来ました。
このところの不規則な生活で、胃が荒れているのか口内炎が起きている。
さらには昨夜テレビの深夜放送でメグ・ライアンの映画をやっていて、
彼女のファンだった僕は、ついつい最後まで見てしまったら、
今朝の10時前に高岡の会場へ行くのは、かなりきついことでした。
それでも無理して行った甲斐あって、今日は充実した内容でした。

講師の神田洋子が朗読をして、ゲストの北村雅楽弓さんが琴をひく。
先日は能登の七尾でも、チェロと合わせた詩の朗読会に行きましたが、
はっきり言って、今日のコラボレーションの方がはるかに魅力的でした。
さらにこれは講習の一環なので、参加者が朗読会を開くことを想定して、
朗読とお話の違いや、楽器を一緒に演奏してもらう場合の注意など、
あるいはクリアすべき著作権のことなど、興味深い話をたくさん聞けました。

そして午後からは、神田先生と高岡のやえもん文庫が一緒になって、
北村雅楽弓さんの琴も加えて、小学生たち中心の朗読会をやるというので、
僕は午後の予定を急遽変更して、そちらの方にも参加させていただきました。
小学生は2年生と6年生が一生懸命に朗読をしていて、それが楽しそうで、
子育ては、大人が何を一緒にやれるかが大切なのだと思いました。
自分が子供の頃にも、朗読は好きだったことを思い出しましたね。

そしてここでも神田先生と北村雅楽弓さんの琴は息が良く合っていて、
昼時間にたまたま図書館で読んでいた老子の本の中に、呼吸法のことがあり、
人間の行為の中で呼吸だけが、随意神経と不随意神経の両方に関わる、
だから息を整える、息を合わせるってことが大切だと書かれていたのを思い出す。
僕は個人で出来る表現手段として、ひとり芝居が面白いと思っていたけど、
今ではこの朗読という表現の方が、想像力の広がりにおいて優れていると思う。