「ナビイの恋」

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古い映画だけど、まだ見たことがなかったし、
一度は見てみたいと思っていた作品なので借りてきました。
この作品の内容がどうのこうのと言うよりは、
なんだか沖縄の離島が見たくなったってことかもしれない。
でも一通り映画を見て思ったことは、やっぱりこの映画、
今では沖縄の離島でしか味わえないゆるゆるした感じが、
うまく表現されていて良かったですねえ・・・

これはまあ気の長い恋の話ではありますが、
主人公のオバアだけでなく、オジイもいい味を出してます。
オバアの一番の理解者でもあるオジイは、
オバアが昔の恋人と一緒に行ってしまうことをわかっていて、
それがちっとも暗くなくて、全部明るいんですねえ・・・
色恋も夜這いも子作りもみんなおおっぴらで隠さない。
子どもたちはそんな大人をのぞき見しながら成長していく。

オジイはオバアを無理に引き留めようとはしないし、
オバアは60年前の約束通りに迎えに来た男と島を出ていく。
まわりはあたふたしても、当人たちはあたりまえに受け入れる。
何かあれば歌って踊って、みんなそのまま受け入れてしまう。
それが僕の大好きな沖縄で、今では失われつつあるだなあ。
家も家具も電気器具も、最低限の必要な物しか置いてない、
だけど必要な物は全部あって、幸せが続いていくところ・・・