8年目のパソコン

このブログ書き込みに使っているデスク・パソコンは、
先月をもって、使用期間が8年目に突入しています。
もう一台のノート・パソコンは、来月で9年目に入る。
どちらのパソコンも、だいぶヘタってきているので、
この先いつ動かなくなっても不思議はないでしょう。
立ち上がり時間も長く掛かるし、固まるときもある。
OSが新しくなったときに、買うか買わないか。

ノートは、ほとんどワープロとしてしか使っていないし、
デスクも、新しいソフトを入れる気はまったくない。
それでも今のところ、用は足りている気がするし、
パソコンなど無ければないでかまわない気もしてきている。
インターネットを使い始めてもう10年になるけど、
なんとなく、もういいかなって気がしないでもないのです。
そう、ときどきだけど、もういいかなあって思うんです。

便利なものは、何かと役に立って有り難いものだけど、
同時に、自分が本来持っている何かを奪われてもいく。
自分が何か新しい便利なものを一つ手に入れるたびに、
生まれ持っていた能力を一つ失っていく気がするのです。
12年前には言語だけのパソコン通信をやっていて、
それがインターネットに変わってから映像も音も送れる。
様々なファイルやソフトまでやりとりできるようになった。

だけどなんだか、自分が不足だらけの存在になっていく。
お金を稼ぎ、好きな物を買い、サービスまで買って、
毎日の生活が20年前とは見違えるくらい便利になったけど、
それと引き替えに失ったものは、環境破壊の比ではない。
すべてが、自分までが、数勘定の対象になったようで、
なんだか追われるばかりの生活になっている気がする。
もっと自由に、全部捨てても自分でいたい気持ちがある!

そうして会社を辞めてから8年目の冬が近付いている。
今はまだ、忙しい日々を過ごしているけど・・・