さよなら鈴虫

今朝は月に一度の分別ゴミ回収日でした。
このところ次第に分別の度合いが進んできて、
「仕分けの仕方&出し方」なんて小冊子が、
A4版で41ページにもなるややこしさ。
今月から始まった容器包装の資源ゴミ化で、
ますます何がなにやらわかりません。

どうしてもっとすっきりしたゴミにならないのか?
どうもその理由は、やっぱり売上優先の制度でしょう。
日本のスーパーマーケットに行くと思うのは、
何か買うごとに、プラスチックのトレイやら、
ラップやら、いらないものを大量に持ち帰らされる。
お豆腐一つ買うごとにゴミが増える仕組みです。
昔は容器を持ってお豆腐を買いに行っていたので、
ゴミを一緒に持たされるようなことはありませんでした。
それがどうしてゴミ付きの豆腐になったかと言えば、
大量に商品を扱うお店の事情で、衛生面だとか、
バーコードのレジ処理で人件費を浮かす為でしょう。

世界に冠たる軍産同盟国である日米以外では、
これほど売上優先の過剰包装はされていない。
食品は山積みになった商品から好きなだけ買うので、
その時点で適切な入れ物さえ持っていれば、
バーコードを貼ったトレイやビニールは必要ない。
これは人間が対応する商店でないとできないことで、
商店街を活性化したいならビニールパックを禁止すればいい。
そうすれば巨大スーパーよりも商店が有利になるでしょう。

おっと、鈴虫のことを書こうとしたのに、
余計なことばかり書いてしまった。
実は町中の我が家で毎年秋には鈴虫が鳴く。
どこから来るのか知らないけど、楽しみにしている。
その鈴虫が、分別ゴミのガラス瓶に紛れて持ち出された。
ガラス瓶を色分けして指定の場所に出しながら、
さて、ついてきてしまった鈴虫をどうしたものか?
せっかくだから、もう一度家に連れ帰ろうかと思ったんだけど、
それもかわいそうな気がして、近くの草むらに放してやった。
やっぱ、それがもしも自分だとすれば、
囚われの身にはなりたくないからね。