源氏物語を読む会

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月に一度の、源氏物語読む会に参加してきました。
今年は春から、日本文化の見直しをしていまして、
ちょうど言語学に関心を持ち始めたことからも、
友人が集まりを開いていると聞いて参加しています。
僕自身は3回目の参加ですが、会そのものは、
もう10年間近くも活動を続けているようです。

メンバーは8人ほどで、その都度参加者は6人ほど。
月に一度、メンバーの誰かの家に集まっての会で、
今回は主催者で先生役でもある谷口さんのお宅。
ちょうど「澪標」の冒頭からの朗読で始まりました。
やり方としては、まず誰かが原文を朗読をして、
そのあと順番に次の人が現代語訳を朗読して、
それから先生にさまざまな解説をしていただきます。

人数が少ないので、和気藹々と世間話を交えながら、
源氏物語が書かれた頃の社会的背景の話しもあって、
今回は澪標のもとの意味や語呂合わせについて、
センスのいい駄洒落は日本文化の歴史と知りました。
しかも、海中道標だった澪標の形はそのまま、
大阪市のシンボルマークになっていると聞いて、
あらためて、蓄積されたこの国の文化を思いました。

このところ秋篠宮家での男子出産の話が報道され、
マスコミではお祝いムードがいっぱいですが、
日本の天皇家のことは必ずしも理解されていません。
日本を理解するには天皇の文化を理解しておきたい、
それは日本神道とどのように関わるのかも含めて、
タブー視しない明晰な視点が必要だと思っています。