「小さな島に暮らす家族たち」

午後3時過ぎ、お腹がすいて今日初めてのご飯を食べた。
そのときになにげなくテレビをつけていたら、
日本各地の離島で暮らす人々の生活ぶりを紹介していた。
あとでテレビ・ガイドを見たらこんな感じで紹介されている。

▽15年ぶり瀬戸の花嫁…島の若妻
▽美しきガーベラの島花と生きる家族
▽極寒の北海道焼尻島…羊牧場を守る夫婦
▽島を卒業涙の小学生…別れの春
▽南国沖縄・小さな島の郵便局長

この中では、最後に紹介された黒島しか行ったことはない。
だけど僕は小さな島や半島を旅するのが好きで、
若い頃は、そうした場所を好んで旅していたのを思い出す。
礼文島能登半島伊豆半島、南西諸島の島々、
海外ではイスラ・ムヘーレスやピーピー島が好きだった。
どうして島の旅が好きだったかと思い返してみれば、
この国の古来からの姿自体が島だったのだ。

回りを海に取り囲まれて、みどり豊かな野山が広がる。
そもそも富士山に登ってみればよくわかる。
この国が美しいのは、海と野山のコントラストを持つ、
この国の豊かな自然の美しさがあるからに他ならない。
その美しさの中に営む人々の生活が清々しいのだ。
番組を見ていてそんなことを確信した。