遊ばれる人たち

昔から人は踊ったり飾ったり抱き合ったり、
いろんな事をして遊んでいたことは間違いない。
商品が何もなかった時代でも人は遊んでいたし、
現代でもこども達は上手に遊びを見つけだす。
そこには商品もなければお金も必要ないし、
誰だって同じように好き勝手なことができた。

ところが現代人が遊ぼうとするのを見ていると、
必ず何か道具を使うか遊び場とルールが必要で、
お金を使わないと遊ぶこともできないらしい。
これって実は、社会教育の成果なんだよね!

親は忙しさを理由に、こどもと一緒には遊ばないで、
お金や道具を使って遊ぶことを覚えさせていく。
こどもは教えられた通りに道具やお金を使って遊ぶ。
特定のルールの中で一生懸命点数を取る遊びは、
なんのことはない勉強させられているのと同じこと。

自分にはないものをパッケージで買い求めるのは、
おやおや、遊びでも勉強でも消費者でしかない。
これじゃあ遊んでいるんじゃなくて遊ばれているだけ。
最初は刺激的で楽しくても消費するだけだから、
こんな楽しみはいつまで続くものじゃないでしょう。
遊ばれてばかりいないで、自分で遊べる人になりましょう!