美しいカスミアジ

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珊瑚礁の海を好きになった理由は、
なによりもまず美しいからだった。
最近珊瑚礁自体が美しい所は減ったけど、
そこで出会う魚の美しさは変わらない。
それは生き物が持つ命の輝きなのだろう。

沖縄の海で出会う魚の種類は多いけど、
珊瑚礁の水深10メートル以内で、
大型の魚と言えばナポレオンが代表格。
だけどナポレオンはあまり動かないし、
遠目にこちらの様子を窺うだけなので、
なんとなく物足りない気がする。

その点ロウニンアジやカスミアジなら、
すばらしいスピードで動き回り、
人間の近くまで来てまたすぐ消える。
その一瞬の出会いが感動をもたらす。
シャッターチャンスはさらに少ない。

ロウニンアジが貫禄の存在感なら、
カスミアジはとにもかくにも美しい。
このコバルトブルーの輝きは、
死んでしまうと輝かなくなるのだから、
正真正銘命の輝きだと言えるだろう。
珊瑚礁の美しさも命の美しさなのだ♪