食べ過ぎだろう!

昨日、まみあなのお婆ちゃんのお葬式があった。
僕はまみあなの留守番を頼まれていたので、
8時に朝食を済ませてから家を出た。
実は前の晩にうまく眠れなかったので、
夜中にお酒を飲みながら夜食を食べている。
したがって家を出た時点ですでに満腹だった。

さて、まみあなについて連絡事項など引き継いで、
台所を見るとたくさんの食べ物が置いてある。
みんなで食べておいてくれと言われたけど、
今日は2~3人しか来る予定がない。
とりあえず美味しそうなものを少しつまんで、
それから仏間と客間などの掃除を済ませる。

玄関なども掃いて掃除を済ませたら、
もうこれと言ってすることもないので、
台所へ行ってまた少しつまみ食いをする。
そこへ水林さんがやってきてしばらく話す。
次に竹平さんがやってきて、畑のそばで立ち話。
そのあと小一時間ほどは本を読んで過ごす。

11時過ぎにに竹平くんが作業を切り上げ、
用事があって帰る前に一緒にと昼の食事をする。
この時点で昼食を始めた僕は、そのまま、
竹平さんが帰って次に奥野さんがやってきて、
ずっと話をしながら食事を続けていた。
お互いに食べ過ぎて食事を終えたのが2時半。

お茶を飲みながら話をしていたら、
仕出し屋さんが僕の分の七日御膳を持ってきた。
どうやら僕の分も手配していてくれたらしい。
もったいないし、器も返さなくちゃいけないので、
奥野さんにも手伝ってもらって全部食べる。
タッパに入れられるものは持ち帰ることにする。

食べ過ぎてウエストのボタンが止まらなくなり、
座布団を敷いて横になっていたらミーが来た。
毛繕いを手伝って欲しそうにしていたけど、
お腹が突っ張って動くのが苦しい。
そうこうする内に葬式を終えた人が帰ってきて、
僕は締まらないウエストをセーターで隠して帰宅。

椅子に座って考え事をしていたら、
一杯飲みたくなって、ビールを飲み始めた。
お腹が一杯なのでなかなか酔いが回らないのに、
飲んでいるうちに何か口にしたくなってきて、
タッパで持ち帰ったものを中心に食べ始める。
ビール三本を飲んで酔いがまわって横になる。

今日はなんでこんなに食べ続けたんだろう?
そう思っていたら、眠る前の直前に、
まみあなのお婆ちゃんが嬉しそうに現れた。
そう言えば、お婆ちゃんはよく食べる人だった。
広々とした大自然に帰っていく前に、
最後にこの世の楽しみをご一緒したのかも知れない。

そう思ったら、自然に笑みがこぼれた。
おやすみなさい、おばあちゃん♪