大雪が溶けてみれば・・・

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記録的な大雪だった、今年の冬ですが、
雪が溶けてみれ、その脅威に驚かされます。
家が壊れるような被害は、あまり聞きませんが、
庭木や田畑の工作物は、けっこう壊れている。
昨日様子を見に行った頼成も、この通り。

小屋の前にあった木は、雪釣りもなくて、
あの大雪をそのまま受け、折れていました。
結構太い枝も、完全に折れていたのを見ると、
今年の雪の破壊力を、感じないではいられません。
さらには後ろにある小屋も、歪んでしまって、
前の扉がずれ込み、うまく開かなくなっていました。

またこうした、わかりやすい破壊と同時に、
破壊ではないけど、大雪の影響と思われるのが、
例年になく畑を荒らした、モグラの穴です。
畑の畝と言わず畦と言わず、地べたでさえも、
モグラの穴が走っていて、ボコボコになっている。

大雪だとどうして、モグラの穴が多いのか、
あるいは何か、別の理由でもあるのでしょうか。
このままでは作物も植えにくいし、空洞が多ければ、
うまく根が育たないことも、考える必要がある。
さらにもう一つ気になるのが、どういうわけだか、
今年はいつもの場所に、ふきのとうが見当たりません。

毎年雪解けと同時に、空き地の隅に出てくるので、
楽しみにしているのですが、今年は見当たりません。
大雪によって、何らかの環境が変ったんだか、
生えている草の種類も、少し違っている気もする。
これが今年の農作業に、どんな影響を与えるか。

自然を相手の農作業で、中でも僕らは自然農で、
自然に近しく作物を作るのだから、環境に左右される。
今年の冬は野菜が高騰して、台所は大変でしたが、
雪の下に野菜があるとわかっていても、取り出せない。
遠方からの野菜は、こんな時には嬉しいし、
現代のシステムには、感謝するしかありません。

とまあ僕らは、現代の技術の恩恵を受けて、
支障なく暮らしている、とわかってはいるのです。
それでも環境を壊したくないし、同じ進化するなら、
環境を気持ちよくするような、進歩を選びたい。
それだけのことが、実に難しい時代なのです。