泣き寝入り?

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基礎ブロックからズレ動いた物置

田んぼの一隅に置いてあった、ヨドコウの物置が、
知らぬ間に、基礎のブロックから動いているとわかりました。
物置の後ろを見ると、板壁に大きな衝撃があったらしく、
金属の羽目板が折れ曲がって、大きくゆがんでいます。
察するに後方から何かがぶつかって、壁板がゆがみ、
そのときに物置自体も動いて、ブロックから外れたようです。

これほどの衝撃ですから、重いものがぶつかったのでしょうが、
すでに片付けられて、何も残っていないからわかりません。
後方のすぐ近くに、建築関係の資材置き場があるので、
そこから資材が落ちて、ぶつかった可能性が高いと考えられます。
だけど何一つ証拠はないので、直してくれとも言えないし、
実際に関係が無い可能性だってあるので、何も言えない。

自然農の教えとして、小屋など建てない方が良い、
と言われるようですが、僕らのように町中の住人には、
脱穀機やトーミ機を置く場所もなく、物置は必須なのです。
その物置がこうして被害に遭ってみると、たしかにやっかいで、
自然に還らない物置小屋など、ない方が良いのもわかる。
願わくば普通の農家のように、家の周りに納屋などがあって、
そこで農作業などできれば、最高に贅沢でしょう。

こんなことを言えば、農家の人はあきれるでしょうが、
町中に住みながら、農作業をして暮らしたい者には、
当たり前の農家の暮らしが、本当にうらやましかったりする。
近年は耕作放棄地や、空き家が増えていると言われながら、
それでは僕らが住めるかと言えば、よほどお金がなければ難しい。
農家に限らず、家は空いていても自由には使えないし、
人に貸すほど経済的に困っていない家主は、貸してもくれない。

そんなわけで、やむなく家から離れた場所に田畑を借りて、
脱穀機などを収納する物置を、なんとか置かしてもらっている。
それがこんな被害に遭って、家から遠いので気がつかなかったし、
証拠も何も残っていないから、文句のつけようもないのです。
たしかに近年は強風も多いから、風で飛んできた何かが、
ぶつかって被害に遭ったと考えれば、自力で何とかするしかない。

こういう事態は、泣き寝入りというのでしょうが、
事を荒立てて、田畑も借りられなくなっては困るのです。
重機を手配することもできないので、友人と相談しながら、
てこの原理でも使って、何とか元に戻す方法を考えています。
町中の家の住人が、どうやって農的暮らしをするか、
まだまだ自由に生き方を選ぶことは、難しい社会です。


ーーー(後日談)ーーーーーーーー
友人に手伝ってもらい、テコの原理をr使って修復を試みたら、
4人でしたが、案外簡単に復旧することができました。
お手伝いいただいた皆さん、ありがとうございました。
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