いつのまにか・・・

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姫の髪は、たいてい僕が切っています。
特にこだわりはないけど、髪が伸びてきて、
目に掛かりだすと、掛からない程度に切るだけです。
それも2歳頃までは、髪の毛が少なかったので、
ほんのたまに、全体を短くカットするだけでした。
それが少しずつ髪も増えてきて、女の子らしくなって、
周囲の人たちが、髪型を気にするようになってきました。

髪を結んでみたり、ヘアーバンドを付けたりして、
周りがそのようなことをすると、姫も意識し始めます。
ちょうど頭につけると良さそうな、半端な布を見つけて、
髪をまとめてやると、すっかり気に入った様子でした。
僕自身は、特別女の子らしく育てようとは思いませんが、
周囲がどうしても、そのように手をかけ始めるし、
気がつけば僕も、それを楽しんでいたりするのです。

こうして座っているだけでも、すっかり女の子で、
一時アンパンマンに夢中だったのが、ドラえもんになり、
いつのまにか、プリキュアになっていたりします。
我が家にテレビはありませんが、インターネットで、
プリキュア動画を検索すれば、限りなく出てくる。
うっかりそれを見ていると、終わらないから困ります。
子どもにとっては、テレビの時間割はちょうど良いかも。

僕はおもちゃやぬいぐるみを、滅多に買いませんが、
姫のことを知っている人からいただくので、この通り、
いつのまにやら数が増えて、姫の周りにたくさんあるのです。
中には持ち主が使わなくなって、譲り受けたものもあって、
誰か他の人の名前が書かれたものもあるけど、気にしません。
着ているプリキュアのシャツだって、もらいものだけど、
すっかり気に入っており、自分で着たいと言い出すほどです。

もう3年と4ヶ月を過ぎましたが、甘えん坊ですし、
小心者ですから、子ども同士で遊ぶのも得意ではありません。
それでも友達と遊ぶのは楽しくて、お友達を求めている。
もう少しもの怖じせずに、子ども同士で遊べば良い、
と思うのですが、すべては姫のペースに任せています。
慌てなくても、いずれ本当に必要なときが来れば、
本人の努力で、できるようになるでしょう。

いつのまにか時が過ぎて、女の子になっていく、
その時々に見せる、様々な表情や仕草を見ていると、
人間って面白いなあって、やっぱり愛さずにいられません。
長い人生の間に、それこそいろんな人と付き合ってきて、
そのすべてがいとおしく、幸せに生きられたと思う。
これから姫がどんな人生を送るのか、楽しみであって、
不安に思うことも、それ自体が愛すべきことと思うのです。