絆を求めて

イメージ 1
 
このブログの開設は、2005年の6月ですから、
記事を書き始めて5年の歳月が流れたことになります。
と言っても、本格的に書き始めたのは秋になってからで、
それ以来今日までに、1,534本の記事を書いて、
238,900人以上の訪問者をカウントしています。

これは一つの記事に、平均で155人が来てくれた計算で、
開設当初は、一日10人~20人だったことを思えば、
いかにブログ人口が増えたとしても、驚くべき数字でしょう。
しかも人気のある「料理系」や「マスコミ系」とは違い、
自分が書きたいことを、自由に書いているだけのブログなので、
情報を求めてくる人は少ない筈だし、369人のファンも嬉しい。

それではどうして、大勢の人が見に来てくれるのか?
翻って、なぜ自分は毎日のように記事を書き続けるのか?
と考えてみると、そこには僕自身の歴史があるのです。
1999年の6月に、東京での仕事を辞めて富山へ帰郷するとき、
ネット上に立ち上げてあったHPで、ほぼ毎日日記を書き始め、
掲示板による意見交換も、その頃からすでに始めている。

その日記があまり書けなくなったのが、「まみあな」時代で、
当時はネット上のことよりも、リアルが楽しく忙しかったのです。
しかしこの楽しみは長続きせず、1年で終了してしまい、
僕は久しぶりにまた旅をしながら、伊江島平和映画祭を企画。
その頃に、中断状態だったHP日記をやめてブログにしたのです。
一方的な日記から、意見交換型の日記に転換したと言えるでしょう。

様々な市民活動に関わりながら、生活周辺だけでは物足りない。
より広い範囲の人たちと、こうして意見交換する場を求めたのは、
そうしなければ、同じような感覚の人に巡り会うのが難しく、
また違う意見の人たちと、議論する機会も少なかったからです。
その点このブログは、日々感じることを記事にしながら、
また他の人が書いた記事に、コメントやトラックバックも出来る。

今も続けている様々な市民活動も、なぜ活動するのかと問えば、
それは日常の生活空間だけでは物足りない、繋がりを求めるからで、
現状を超える未来に対する、実践的な試みの場だからでしょう。
10年前の日記が、いつでもネット上にあるのも不思議な感覚で、
架空現実縦横無尽に時空を超える今の時代を、僕は結構気に入ってます。
 
写真は「まみあな」時代、近隣の婆ちゃんたちに来てもらっての、
ワラナイ教室の様子を撮ったものです。